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進化を続けるSDGs eラーニング|開発者が語る開発ストーリーと展望

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街なかの掲示物やTV・ネットのCMなどでSDGsのロゴを見かける機会も増え、国内のSDGsの認知度も上がっています。企業のサステナビリティ推進として、SDGsを学習できるオンライン研修やeラーニングなど、さまざまなツールが選べるようになっています。

SDGs mediaを運営している株式会社Dropも、20212月頃からSDGsを学習できるeラーニングを販売しています。電通の調査(20214月)では生活者のSDGs認知率は5割を超えているものの、内容まで理解しているのは2割程でしたが、当時3期目のベンチャー企業である株式会社DropはなぜSDGs eラーニングの開発に至ったのでしょうか。

開発担当者の福間さんに、SDGsに対する社会の変化や開発時の状況を振り返ってもらいました。

  • 福間

    株式会社Drop

    福間です。SDGs事業部の一員として、主に企業のSDGs推進をサポートするSDGsコンサルティングに携わっています。よろしくおねがいします!

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    こちらこそ、よろしくおねがいします。当社のSDGs eラーニングは私の入社前に開発されているので、今回は当時の状況や開発秘話など、私の知らないお話をたくさん聞かせてください。

eラーニングでビジネスパーソンの常識が学べる

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    はじめに、株式会社DropのSDGs eラーニングをあまり知らない人もいらっしゃるので、どういった教材で、どのような企業に選ばれているか教えて下さい。

  • 福間

    株式会社Drop

    当社のSDGs eラーニングは、なぜ企業がSDGsに取り組まなければいけないのかが学べる教材です。ビジネスパーソンが知っておくべき常識であるSDGsを、効率よく学習できます。

    現在は、企業規模問わず、SDGsという言葉が日常業務で当たり前に出てくる企業に当社のeラーニングを活用頂いています。

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    実際にお客さまとお会いするなかで感じた企業や市場環境の動き・変化があれば教えて下さい。

  • 福間

    株式会社Drop

    取引先から要請があり、SDGsに取り組み始める企業が多くなっています

    例えば、上場企業が取引先の二次請け、三次請けなどの企業に対する取引条件に、SDGsへの取り組みが挙げられています。また、政府・自治体などの公共案件の応募条件にも同様の要項が含まれているので、案件へ入札するためにSDGsへの取り組みを始める企業が増えています。

    また、自社のマーケット拡大や他社とのパートナーシップを築くために、競合よりも早くSDGsに取り組もうとしたり、新規事業を行う際にSDGsを念頭に置いて事業内容を考えたりする企業も多くなっていると感じます。

SDGs eラーニングはお客さまのリクエストから生まれた

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    2021年の2月頃にSDGs eラーニングの販売を開始したとのことですが、当時何がきっかけで開発に至ったのでしょうか。

  • 福間

    株式会社Drop

    もともと社内では、ビジネスパーソン向けに実施していたSDGs研修を元に作成したコンテンツを活かして、eラーニングの開発を検討していました。

    あるとき、当社が開催するSDGs研修に参加していたメディア業界のご担当者のお悩みを聞いていたところ、自社でコンテンツ(番組)を作る際に全社員が持っておくべき知識としてSDGsを学習したいということでした。

    そこでeラーニングを提案し契約いただいたのをきっかけに、eラーニングの開発が本格化して、お客さまの納期に合わせて教材を開発しました。

    当初、お客さまの要望として以下の点が挙げられました。
    ・ 社員の働く場所や時間がさまざまなので、デバイスを問わず、各々の都合に合わせて学習できるもの
    ・ 受講者全員がSDGsに関して一定の知識を学べるもの
    ・ 学習の満足度や納得度が確認できるものがほしい など

    これらの要望に応えることで、現在の形と近いeラーニングが完成しました。教材の内容には、お客さまがメディア業界だったため「SDGメディア・コンパクト」を含むこと以外は特別な要望はありませんでした。

    そのため、教材のコンテンツは担当者の方がすでに受講していた当社のSDGs研修の内容を元にして、eラーニングで扱う内容を決めていきました。

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    契約があってから教材を完成させて納品するとは、まさにベンチャー企業ならではのスピードだと感じます。eラーニングをリリースしたときの反響はいかがでしたか。

  • 福間

    株式会社Drop

    2021年5月頃にはWebサイトを準備して公開しましたが営業もしておらず、教材の認知度も低かったため、当初は特に反響が得られませんでした。

    SEOの対策も着実に行うことで、2021年7月頃からWebサイトの検索結果が上位に出るようになり、それ以降問い合わせが増えて販売実績も増え始めました。

    この頃からSDGsがビジネスパーソンの新たな常識になり、SDGsが国際目標だということだけでなく、SDGsと企業・ビジネスの関係性まで説明できるほどの理解がビジネスパーソンに求められてきました。その必要性を感じている企業に、自社に合った学習方法の1つとしてeラーニングを選んでいただけていると感じています。

    また、当社のeラーニング販売開始時は同様のeラーニングを扱う競合他社が数えるほどしかいなかったものの、2021年秋ごろから5社ほど増えており、ニーズの高まりが目に見えてわかりました。

お客さまの声に応えることでパワーアップしてきた

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    eラーニングの開発や販売をしていくなかで、苦労したことはありますか?

  • 福間

    株式会社Drop

    eラーニング開発は、研修資料を活用していたためさほど苦労はしませんでした。

    しかし、eラーニングの学習前・後に実施しているアンケートの構成にはかなり時間を要しました。なぜなら、当社としてもこれまでアンケート作成の経験がなく、どのような設問を入れるべきかわからなかったからです。

    現在も、学習後にアンケートを踏まえた結果レポートをお客さまに提供していますが、レポートに載せるべき情報を、アンケートでどのように回収すべきかに苦労しました。

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    新しいことに挑戦したからこその苦労があったんですね。アンケートや理解度テスト* の質を上げるためにどのようなことをしてきましたか?

用語解説:理解度テスト

株式会社Dropのeラーニングで学習した後に、受講者がどれだけ内容を理解したかを把握できるテスト。

  • 福間

    株式会社Drop

    アンケートや理解度テストについてお客さまから指摘をいただいた際は、一つひとつ問題を解消していきました。現在も導入企業の担当者からいただいた声やフィードバックを踏まえた微調整を続けているので、この2つが開発時と比べて一番アップデートされています。 

    お客さまのリクエストには文字通り“柔軟に”対応してきました。例えば、アンケートに載せる文章や、結びの言葉などをお客さまが希望するオリジナルの文章に変えるように、リクエストがあれば対応してきました。

    そうすることで、一つひとつスピーディーにお応えするという当社の姿勢を評価していただき、eラーニングだけでなく当社の他のサービスであるコンサルティングや研修などで引き続きサポートする機会を得た案件もあります。

    些細なことでも、お客さまのさまざまな要望に応えることで、教材で使われる文章表現が誤解を生まないような洗練されたものになったり、お客さまのセキュリティの基準をクリアするような形式にすることでシステムの脆弱性も無くなったりなど、商材としてもパワーアップしてきました。まさに、お客さまに育てていただいたeラーニングサービスですね。

学習だけで終わらない、行動を促すような新しい教材をつくりたい

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    リリースから約1年、Dropのeラーニングは現在までにどのくらい導入されましたか?

  • 福間

    株式会社Drop

    2022年6月時点で、82社※に導入いただきました(※導入企業の子会社も含む)。問い合わせ自体は昨年から約2倍増えており、SDGsに取り組むニーズの高まりが当社の導入実績数にも表れています。

    当社のeラーニングは、お客さまのリクエストに沿ったアップデートだけでなく、SDGsに関連する社会の動きを踏まえてコンテンツ内容を年1回更新しています。そのため、その時々のお客さまのニーズにお応えできるコンテンツであり続けているのではないかと思います。

    また、2022年5月には、お客さまのリクエストから英語版教材も誕生しました。多言語にも対応できるようになり、さらに幅広いニーズにお応えできるようになっています。

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    小さなアップデートの積み重ねによって、eラーニング自体もパワーアップしてきたんですね。SDGs eラーニングについて、今後の展望があれば教えて下さい。

  • 福間

    株式会社Drop

    冒頭でお話したようにビジネスパーソンにとってSDGsはもはや常識です。そのため、現在販売しているeラーニングは「常識を学ぶ」状態までしか扱えていないことが課題だと感じています。

    そこで、実際に行動していきたい・競合と差別化していきたい企業に活用していただけるような教材の開発を検討しています

    例えば、画面を観て学習が終わるのではなく、実際に手を動かすような、行動を促すことのできるものをイメージしています。SDGsは誰ひとり取り残さない世界を目指しています。そのため、全員がSDGsに取り組まなければいけません。

    当社は「社会の仕組みをよりよい姿に変え、ビジネスによって好循環を生み出す」をミッションに掲げており、企業に所属しているすべてのビジネスパーソンが、役職の有無に関わらず、SDGs達成に向けて具体的なアクションをしてもらいたいと考えています。

    そのため、すべての受講者がSDGsの達成に向けて、当事者意識を持って行動できるような教材の開発を進めていきたいです。

  • タカシマ

    SDGs media編集者|株式会社Drop

    今後新しく開発される教材も楽しみです。福間さん、ありがとうございました!

株式会社DropSDGs eラーニングについて

株式会社DropのSDGs eラーニングは、SDGsコンサルティングの現場で得た知見を元に、ビジネスパーソンが最低限知っておくべき情報を扱っています。

社員のSDGsに対する意識がわかるアンケートや、eラーニング受講後には振り返り会も実施できるため、受講後に自社が何に取り組んでいくのか検討できるため社内浸透の次のステップを明確にできます。

社内浸透に悩んでいる方は、ぜひサービスの詳細について以下でご確認ください。

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更新日:2022年10月21日
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