blog

ブログ

【企業のSDGs事例】金融機関で初の「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞│株式会社滋賀銀行

【企業のSDGs事例】金融機関で初の「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞│株式会社滋賀銀行の画像

地方の金融機関や中小企業が「SDGs(エスディージーズ)(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))」に貢献するには、どのような施策や取り組みを行えば良いのでしょうか。

今回ご紹介する「滋賀銀行株式会社」は、SDGs目標達成に向けた数々の取り組みを早期から実施している地方金融機関です。

滋賀銀行では、経営理念である「地域社会・地球環境・役職員との共存共栄」とSDGsの理念のそれぞれが同じ方向を向いていることから表明された「しがぎんSDGs宣言」を皮切りに、SDGs目標達成に向けた取り組みが本格始動しました。

また、2018年には、滋賀銀行における各々のSDGsの取り組みが評価され、「ジャパンSDGsアワード」において、金融機関で初の特別賞を受賞した功績を持ちます。

今回の記事では、滋賀銀行が実践しているSDGs目標達成に向けた6つの取り組みをご紹介します。地方企業におけるSDGsの取り組みについて興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。 

今回の記事はこんな人にオススメです
  • 金融機関のSDGsへの取り組みに興味がある
  • SDGs達成に向けどのようなアプローチがあるのか知りたい
  • 企業のSDGs事例から自社のSDGs導入を検討したい

滋賀銀行が貢献するSDGs目標(影響を与える目標)

SDGs 17のゴール

滋賀銀行では、コアとなるSDGsの目標を設定するのではなく、滋賀銀行が関係している数々の事業や取り組みを通じて、17の目標すべてに貢献することを目指しています。

2回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞

ジャパンSDGsアワードとは、SDGs(持続的な開発目標)の達成に向けて優れた取り組みを実施する企業や団体に与えられる賞のことです。ジャパンSDGsアワードは、20176月に行われた第3SDGs推進本部において創設が決定されて以降、毎年1年に1回開催されています。

表彰は、内閣総理大臣が本部長を務めるSDGs推進本部によって行われ、「SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞」、「SDGs副本部長(内閣官房長官)賞」、「SDGs副本部長(外務大臣)賞」、「SDGsパートナーシップ賞(特別賞)」の4つの賞が、それぞれの該当企業・団体に付与されます。

今回ご紹介する株式会社滋賀銀行は、第2回のジャパンSDGsアワードにおいて、「SDGsパートナーシップ賞(特別賞)」を受賞しました(201812月)。滋賀銀行のSDGsアワード受賞は、金融機関においてははじめての快挙であり、多くの注目を集めました。

滋賀銀行が選出されたポイントとしては、地域の金融機関として、「しがぎんSDGs宣言」や「ニュービジネスサポート資金(SDGsプラン)」など、早期からSDGsの考えを経営に取り込んでいたことが挙げられます。

次の章では滋賀銀行がジャパンSDGsに選ばれた理由の1つである、しがぎんSDGs宣言について見ていきましょう。

しがぎんSDGs宣言について

滋賀銀行がジャパンSDGsアワードに選出された1つのポイントとして、「しがぎんSDGs宣言」の表明があげられます。

滋賀銀行は創業してから、「地域社会・地球環境・役職員との共存共栄」をCSR憲章(経営理念)として掲げていましたが、その経営理念とSDGsの理念が合致していたことから、201711月に「しがぎんSDGs宣言」を下記のように表明しました。

【“しがぎん”は、CSR憲章(経営理念)に掲げる「共存共栄」の精神のもと、国連が提唱する持続可能な目標(SDGs)を私たちの企業行動につなげ、地域の社会的課題解決と経済成長の両立をはかり、持続可能な社会の実現に努めてまいります。】

この、しがぎんSDGs宣言の表明を皮切りに、滋賀銀行ではSDGsの目標達成に向けた様々な取り組みを実践しています。

滋賀銀行のSDGs達成への取り組みを6つ紹介

 滋賀銀行が実践している、SDGsの目標達成に向けた代表的な6つの取り組みをご紹介します。

ニュービジネスサポート資金(SDGsプラン)

新規事業の展開を検討している企業を資金面でサポートする、滋賀銀行の金融商品「ニュービジネスサポート資金」。そのうちの1つに、「SDGsプラン」と呼ばれる商品の取り扱いを開始しました。

SDGsプラン」は、SDGsに貢献する新規事業に取り組む取引先に対し、最大1億円を、所定の金利から最大0.3%優遇して融資するプランです。SDGsに貢献する新規事業に対する金融商品の取り扱いは、金融機関として初の試みとなりました。

ニュービジネス奨励金「SDGs賞」新設

滋賀銀行では、2000年より「サタデー起業塾」というワークショップを年に5回開催しています。サタデー起業塾では、未来を担う次世代ビジネスの創造をテーマに、参加企業に向けて新たなビジネスヒントを提供しています。

サタデー起業塾の中には、受講生が考案した優秀なビジネスモデルプランを表彰する「しがぎん野の花賞」が設立されていました。しかし2018年度より、社会的課題解決を基点とするビジネスモデルを評価する特別賞「SDGs賞」が新設されました。

SDGs私募債「つながり」

滋賀銀行では、20189月より、SDGsに関連した独自の私募債「つながり」の取り扱いを開始しました。「つながり」を通じて、私募債発行企業が滋賀銀行独自の「SDGs賛同書」を提出することで、SDGsの普及・促進につなげる取り組みを実施しています。

私募債発行額の0.2%相当は滋賀銀行が拠出して、学校や自治体などへの支援物品の寄贈や、社会的解決を目指す認定NPO法人や活動団体などに寄付され、幅広い支援が可能になりました。

SDGsビジネス・マッチングフェア2019

滋賀銀行が2008年から1年に1度開催しているビジネスフォーラム、「エコビジネスマッチングフェア」。前回で11回目の開催となったこちらのイベントは、環境問題に特化した展示商談会として、例年100社を超える企業が分野ごとに出展しています。エコビジネスマッチングフェアは、環境問題に特化することで、生産性向上や人材に関する課題解決、海外でのビジネス展開をサポートすることを目的としています。

2019年には、SDGsに貢献する社会的課題解決型ビジネスを幅広く応援するイベントとして、名称を「SDGsビジネス・マッチングフェア」に変更されて開催されました。

企業・団体間による商談の機会提供に加えて、それぞれの出展企業ブースに該当する1から17の「SDGs」マークを表示することで、SDGsの普及・拡大を目指す取り組みも行われました。

住宅ローンLGBT対応開始

LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの、それぞれの頭文字を取って組み合わせた言葉のことです。TVやメディアでもLGBTの話題が取り上げられることが増えており、単語の意味は知らなくとも、LGBTという言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

近年での“LGBT”の社会的認知の高まりを受け、滋賀銀行では住宅ローンの申し込みにおける「配偶者」基準に、「同性パートナー」を含める取り組みが開始されました。

住宅を購入する際には、多くの人はローンを組むと思います。近年では、同性カップルでローンが組めるサービスが増えていますが、かつては、同性間のカップルでは、様々な問題から2人でローンを組むことができないという状況でした。

滋賀銀行もその流れを受け、住宅ローン申込書類に加えて銀行規定の書類を提出することで“同性パートナー”と住宅ローンを組むことを可能にしました。同性パートナーを連帯保証人とする住宅ローンの取り扱いは、近畿地方の地方銀行でははじめてです。

地域新電力「こなんウルトラパワー」への出資

滋賀県湖南市に本社を置く、地域新電力会社「こなんウルトラパワー株式会社」は、湖南市が中心となり、地元企業の出資によって設立された会社です。

滋賀銀行も設立に協力し、近畿地方初の自治体新電力として、エネルギーの地産地消に向けて取り組んでいます。

まとめ

今回は、金融機関として初めてジャパンSDGsアワードで特別賞を受賞した滋賀銀行株式会社における、SDGsへの取り組みについて紹介しました。

滋賀銀行は、“地方銀行初”、“近畿地方初”といった取り組みを多く実践しており、地方金融機関として積極的にSDGs達成へ向けた活動をしています。

SDGsの目標は、国や企業、それに関係するステークホルダーなど、全ての人たちが協力しなければ達成できませんし、そこに企業・組織の大きさや規模は関係ありません。

地方の金融機関や中小企業も、地方創生の観点からSDGsに関わることで、SDGs目標達成や地域社会の活性化につなげることができるのではないでしょうか。

参考サイト:

 

RELATED POSTS

関連する記事

SDGsの資料請求はこちらから