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【アフリカで大学生が企画】ケニアのサッカー少年たちのゴミ拾いイベント開催レポート

【アフリカで大学生が企画】ケニアのサッカー少年たちのゴミ拾いイベント開催レポートの画像

はじめまして、川口儀浩(21歳)です。2020年3月現在、日本体育大学を休学してケニアに在住している大学生です。今回の記事では、私がケニアの子ども向けに開催したゴミ拾いイベントのレポートをお届けします。

この記事をきっかけに、ケニアのゴミ問題やアフリカのことについて、興味を持ったり行動を起こしてもらえるきっかけになればうれしいです。まずは、大学生の私がなぜケニアに渡ったのか、自己紹介も含めてお伝えします。

今回の記事はこんな人にオススメの内容です
  • 大学生の主体的な行動を知りたい
  • ケニアのゴミ問題について興味がある
  • ゴミ拾いイベントを実施してみたい

自己紹介:ケニアに渡ってサッカーと仕事で4つの活動をしています!

川口儀浩自己紹介画像

幼稚園からサッカーを始め、小中高を福岡で過ごし、日本体育大学にサッカー選手を目指すために入学しました。そして、大学2年生で大学を休学。

その後、カンボジアで開催された、WAOJE(World Association of Overseas Japanese Entrepreneurs)のイベントフォーラムに参加しました。これが、私にとって転機になりました。

フォーラム内のアフリカセッションが、とても盛り上がっていて、参加者の食いつき方が半端じゃなかったことを機に「次はアフリカだ。」と思いアフリカに行くことを決意しました。

そして、そのセッションのスピーカーとして登壇していた、アフリカに投資している日本の投資会社の代表の方に「アフリカ行きたいです。」と伝えたことでアフリカへ行く機会を得ました。

その後、ケニアではアフリカ大陸のスタートアップに投資しているSamurai incubate Africaのケニア担当として、起業家のソーシングを行いました。

また、仕事をしながら、Ligi Ndogoという日本でいうJ3のチームに所属していました。サッカー関連では、本田圭佑選手プロデュースのSOLTILO AFRICAのサッカーコーチとしてボランティア参加もさせていただきました。

ケニアでの衝撃!道には、ゴミ、ゴミ、ゴミ!!

ケニア道のゴミイメージ画像

私が、ケニアに住むようになりもっとも衝撃を受けたことは、街中いたるところにゴミが落ちていることです。その理由を調べてみると、ポイ捨て文化が影響していることがわかりました。ケニア人は、路上にゴミを捨てることに抵抗がありません。

ゴミのポイ捨てをするのは、大人だけではありません。

私が、サッカーの試合で移動しているときに、近くにいた子どもたちに「ゴミ箱どこにあるか知らない?」と聞きました。すると、「ゴミなんか、そこに捨てちゃえばいいんだよ!」と私の持っていたパンの包み紙を奪って投げ捨てました。

あっけにとられていると、その子どもはニヤリと私の方を見てきました。得意げな表情からゴミのポイ捨てをかっこいいと認識しているのではないかと感じました。この体験からもかなりの衝撃を受けました。

日本で当たり前にやっていたゴミ拾いをケニアでも

私が訪れたケニアの街中、道路、公園、サッカーグラウンドのいたるところにゴミが落ちていました。日本に暮らしている感覚では、考えられないほどの量のゴミが落ちていても、ケニア人はゴミを見向きもしません。

そこで私は、日本にいる頃から習慣にしていたゴミ拾いをケニアでも行い、街中のゴミを無くしたいと思いました。

人生で初めてゴミ拾いをしたのは、中学生の頃です。きっかけは、町内会のゴミ拾い。ゴミを拾い終わると気分が良かったのです。また、無心になってゴミを拾うと思考が整理されていくことも発見しました。

ゴミ拾いすることで気持ち良くなり、住んでいる場所がきれいになるのが嬉しくて、高校生・大学生になっても続けていました。周りにゴミがあるより、無いほうが人間は気持ちよく生活を送れると思っています。ただ、周りからは行動を理解されないことも多々ありました(笑)

このように日本では当たり前にゴミ拾いを行っていたので、まずは1人でゴミ拾いをはじめました。

ケニア人は、不思議そうに私のことをじっと見ていました。なかには、「なんでゴミ拾ってるの?」と聞いて来る人もいました。そして、残念なことにゴミ拾いをした次の日にその場所を訪れるとゴミがありました。

正直、私はこのまま1人でゴミ拾いをやっていても、1人の力には限界があり、このポイ捨て文化は変えられないと強く思いました。

サッカー少年たちがゴミを拾うイベントを企画

当たり前にゴミが落ちているケニアの現状を1人で変えるのは難しいと感じた私は、まず、純粋な心をもつ子供達にゴミに関する教育を行う必要があると思いました。

そこで、本田圭佑プロデュースのSOLTILO AFRICAのサッカーコーチとしてボランティア活動をするなかで、キベラというスラム地域に暮らす子供達と触れ合う機会が多かったので、「まずはこの子供達に…」と考えたのです。

私の想いを代表の方に伝えると、ゴミを拾うイベントに協力してくださることになりました。

最初は、ゴミ袋代やその他予算は自腹で払おうと思っていましたが、SOLTILO AFRICAさんの全面協力で予算も出してくださりました。本当にSOLTILO AFRICAさんには感謝です。

せっかく、キベラスラムの子供達と一緒にゴミ拾いをやるということでお金をキベラスラムに少しでも還元したいと思い、現地の信頼できるマゴソスクールの教頭先生のOgira先生にキベラスラムでゴミ拾い後のジュースとスナックを調達してもらいました。

キベラスラムゴミ拾い後のジュース

やはり、自分一人の力には限界があって、多くの人に支えてもらっていることを実感しました。

ゴミ拾いイベント当日!子どもたちの反応は・・・?

いよいよ、ゴミ拾いイベント当日。

私は、子供達は本当にゴミを拾ってくれるのか不安でした。

SOLTILO AFRICAさんのサッカースクールが始まる前に、スクール後にゴミ拾いイベントをやる事をコーチから伝えてもらいました。

スクールが終わると、子供達は少々戸惑っていましたが、サッカースクールにいた全ての子供がイベントに参加してくれました。

イベントに集まった子どもたち

子供達は、とても素直にゴミを拾ってくれて渡した袋にあふれんばかりのゴミを集めてきてくれました。さまざまな種類のゴミが集まりましたが、一番多かったのはペットボトルでした。

ゴミを拾う子どもたち2

ゴミ拾いのあいだ、子供の動きや反応を観察していました。彼らは、どんどんゴミを見つけては拾うことを繰り返していました。

ゴミを拾う子どもたち1  子供達に、「なぜ、私がこの活動をしているのか分かる?」と聞くと、返事をしてくれない子供や首を傾げる子もいました。

しかし、なかには「自分達の国を綺麗にしているから気持ちいい。」「自分達の国は自分達で綺麗にしないとね!」といったポジティブな言葉を返してくれる子供たちもいました。

それは、表向きの言葉だったかもしれませんが私は驚きました。

ゴミを拾う子どもたち3

今、彼らの中にはなぜゴミを拾うのか理解できない子もいるかもしれません。しかし、この経験を通して、「周りが綺麗になって気持ち良くなった。」とか、「友達より多くゴミを拾えた!」など、いつもとは違う何かを感じてもらえたのではないかと思います。

まとめ:ゴミ拾いイベントを終えて思うこと

ゴミ拾いイベント写真

子供達が真剣にゴミを拾って、自分の国を綺麗にする姿を見て、本当に開催して良かったと心から思いました。しかし、ゴミ拾いイベントが終わった後、何人かはプレゼントしたジュースのゴミをポイ捨てしていました。正直ショックでしたが、これが現実だとも思いました。

文化を変えることは、そう簡単ではありません。

また、ケニアのゴミは日本のように焼却もリサイクルもされず、ゴミ山に埋められています。政府指定ゴミ山は、もうすでにパンパンで許容量を超えています。そのため、ポイ捨て文化への対応だけでなく、集めたゴミをどう処理するかも重要な課題だと感じました。

ケニアに1年半住んで、多くの問題や課題を自分の目でみてきました。

その反面、ケニアの素晴らしさも沢山感じました。

ケニアでの経験を発信し、少しでも多くの人にアフリカのことについて興味を持ってもらえたら幸いです。今回、アフリカのことについて発信する機会をくださったSDGs mediaさんには本当に感謝しています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

今回協力してくださった団体:

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