SDGsについて
- 今日からできる、SDGsに向けた取り組みは何がありますか?
エコバッグを使う、マイボトルを持ち歩く、公共交通機関を利用するなど、今日からできる取り組みはたくさんあります。環境や社会に配慮した買い物『エシカル消費』という言葉が注目されているように、日々の買い物でも意識すれば取り組めることはたくさんありますよ。
また以下の記事にもくわしいアクションが書いていますのでご覧ください。
- SDGsが採択された背景は?
SDGsの前身目標で、MDGs(Millennium Development Goals:ミレニアム開発目標)がありました。MDGsは、貧困や飢餓など発展途上国を支援する目標として、一定の成果を挙げることに成功しました。
しかし、MDGsは発展途上国を支援する目標だったので、先進国が主体的でない課題がありました。SDGsではMDGsで未達成の課題に取り組むとともに、経済・環境・社会の3側面を加えることで、先進国にも関係する目標として設定しています。
- SDGsの達成率・進捗はどうやって測るの?
SDGsは17の目標、169のターゲット、そして232のインジケーター(指標)で構成されています。インジケーターとは成果を測るための指標であり、これをもとにSDGsの進捗を測っています。インジケーターの内容は総務省HPの資料(PDF)よりご確認できます。
- SDGsの17つの目標で日本が特に課題としている目標はどれ?
日本では目標5「ジェンダー平等を実現しよう」が特に課題とされています。世界ジェンダー・ギャップ報告書によると、日本はジェンダー・ギャップ指数は153ヶ国中121位でした。ちなみに、G7の中ではダントツ最下位です。男女の賃金格差や女性議員や女性取締役の少なさなどが課題とされています。
- 日本で1番推進できているSDGsの目標はどれですか?
SDSNが発表しているレポート「SDG Index and Dashboards Report」によると、すでに日本で達成している(推進できている)目標は、目標4「質の高い教育をみんなに」と目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」です。先進国の日本でも、まだ2つの目標しか達成できていません。
- SDGsの目標がたくさんあり、何から始めればいいの?
SDGsは経済・環境・社会と包括的な内容で構成されているので、自分と最も関わりがありそうな目標から取り組むことをオススメします。また企業や自治体など団体で取り組む場合は、新事業を考えるのではなく、まずは既存事業で何ができるか考えてみましょう。
- 企業がSDGsに取り組むメリットって何?
SDGsに取り組むことで企業イメージの向上・新規市場の開拓・新規事業の創出など、さまざまなメリットを享受できます。詳しくはこちらのページをご確認ください。
反対に企業がSDGsに取り組むデメリットを見つけることが難しいです。
- SDGsとESGって何が違うの?
SDGsは、世界を変えるための2030年までの17個の目標。一方のESGは企業が環境・社会・企業統治に配慮する考え方であり、企業が社会に負う責任です。SDGsとESGは共通点が多く、どちらも大事なことですのでぜひ覚えてください。
- CSRとSDGsは何が違うの?
大きくは2つ、目線(起点)と影響の範囲への考え方が違うといえます。まずは言葉から見てみましょう。
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)です。
言い換えれば、CSR活動は、企業が事業活動を通じて倫理的観点から、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する活動を指します。ですのであくまで企業主体、企業目線での活動になります。一方でSDGsは国連が打ち立てた世界の共通目標、つまり社会的観点を起点として活動をすすめていくことと捉えられるのではないでしょうか?過去CSRは本業との関連性が無いことが多かったのが、近年では社会性と事業性をうまくミックスして活動を行う企業は多くなってきました。それゆえにCSRとSDGsは迷うことは多いですが、事業の延長にどのような社会課題を解決できるかという発想と違い、SDGsは"複数の社会的課題(目標)"をどうやって解決できるかという発想で活動していくことが求められています。
- SDGsの取り組みって、どれくらいのスパンで目標を立てたらいいの?
1つの方法として、特定時点のゴールを決め、そこから逆算して目標を設定するやり方があります。特定時点は、3年後でも、5年後でも、みなさんが決められる範囲内でいいです。
例えば、2020年現在の女性役員5%を、2030年には25%を目指す。その場合、中間時点の2025年は15%となり、1年後の2021年は7%が目標になります。
- SDGsの推進者に選ばれたけど、まず何から始めればいいですか?
右も左も分からない状態ですと、何から手をつければいいのか分からないですよね。
まずはじめに、SDGsの基本知識や同じ業界の動向を理解しましょう。その上で、外部講師にお願いし、社内でSDGsワークショップを開催することをオススメします。担当者1人でSDGsを推進することはできません。そのため企業全体でSDGsを学び、SDGsの共通認識をつくることから始めましょう。
SDGs mediaでも、SDGsワークショップは開催できますので、興味のある方は下記ページをご覧ください。
- SDGsロゴは商業用途で利用していいの?
SDGsロゴは、情報(認知)目的に限って、無許可で使用できます。商業用途・資金調達目的の場合は、自ら国連へ問い合わせて使用許可を得るが必要があります。
SDGsロゴの使用について詳しくは、こちらの記事で解説しています。
- SDGsに資格っているの?
SDGsを取り組むのに特別な資格はありません。またISOのように法的拘束力はありません。そのため、自主的な取り組みが基本ルールです。しかしそのルールは裏を返せば、SDGsに無関心でいると周りに置いてかれ、気づけば生存競争から取り残されるおそれがあります。
- 個人で取り組んでいることもSDGsをしてるって言えるのですか?
もちろん言えます。SDGsの達成は「私も起点」となった行動の積み重ねが重要です。
- SDGsの取り組みをどうやって発信していけば良いですか?
個人の場合はSNSで発信すればいいですが、企業では紙媒体のサステナブル報告書を発刊したり、企業HPにSDGs特設ページを用意するのが一例です。また、最近ではSDGsレポートといった、新たに報告書を発刊する企業も出てきました。企業によって適切な発信方法はさまざまですので、まずは1番やりやすい発信方法を選択してください。
- SDGsに取り組むと「偽善者」って言われない?
SDGsの日本語訳を考えた 博報堂DYホールディングス 川延昌弘さんは「“きれいごと”が人々の暮らしの”当たり前“になることを目指す」とおっしゃいました。
誰もがSDGsに取り組み、SDGsのことを当たり前に語るようになると、それは当たり前になるので偽善者と言う人は出てこないと思います。きれいごとが当たり前の世界にするためにも、まずはあなたが家族や友人にSDGsを語っていく必要があります。
- SDGsを学ぶオススメ書籍を教えてください。
今あなたが何を学びたいかによって、読むべき書籍は変わりますが、下記書籍を参考にしてみてください。
【SDGsをイチから知りたい方】未来を変える目標SDGsアイデアブック|Think the Earth
【企業事例を学びたい方】SDGs経営|日刊工業新聞社
【SDGsを経営戦略に取り込みたい方】Q&A SDGs経営|日本経済新聞出版社
【CSRやESGも一緒に勉強したい方】ESG思考|講談社+@新書
- SDGsのワークショップ情報は、どこで確認できるの?
カードゲームで学ぶSDGsワークショップの情報は下記から確認できます。
なお、SDGs mediaを運営する株式会社Dropのセミナー・イベントに参加したい方は、こちらをご確認ください。
- カードゲーム以外でSDGsを学びたいけど、いい方法はないですか?
個人的にSDGsを学びたい方向けに、SDGs mediaではこのWebサイトのブログ記事以外に、YouTube・個人向けWebセミナー・音声メディアVoicyでSDGsの情報を発信しています。
企業向けには本Webサイトの運営元である株式会社Dropが、SDGsの研修サービスを提供しています。取り組み段階・ご要望に合わせた研修をご用意できますので、以下のメニュー一覧ページで詳細をご確認いただき、お問い合わせください。