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SDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業とは?2020年選定都市も解説

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記事内容の更新情報
  • 2020年7月17日:2020年度のSDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業に選定された都市を追加

「SDGs(エスディージーズ)(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))」への取り組みの1つである、SDGs未来都市をご存知ですか?

国連サミットにおいて、“誰一人取り残さない-No one will be left behind”を理念として採択されたSDGs目標の達成には、国や企業だけではなく、自治体や地方公共団体による取り組みと協力が必要不可欠です。

今回は、都市や自治体に対する国の取り組みの1つであるSDGs未来都市構想の概要と、これまでに選定された都市の一覧、およびSDGs未来都市と関係深い自治体SDGsモデル事業についてもお伝えしていきます。

自治体が取り組むSDGsについて理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

今回の記事はこんな人にオススメです
  • SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業について学びたい
  • 選定される都市の事例について知りたい
  • 自治体職員としてSDGsに関心がある

SDGs未来都市の概要と選定の背景

SDGs未来都市構想とは、SDGs達成へ向けた地方自治体による優れた取り組みを提案した都市を選定する国の事業を指します。

SDGsの目標達成には、地方自治体によるSDGs推進のための取り組みや、SDGs達成に向けた事業の実施が必要不可欠です。そこで国は、SDGsの達成には、個々の地方公共団体が持続可能なまちづくり事業に取り組むことが重要であると捉え、後述する環境未来都市構想に加えて、SDGs達成への手法を取り入れたSDGs未来都市構想を考案しました。

SDGs未来都市に選定された都市は、国やさまざまなステークホルダーと連携し、提案内容を更に具体化することで、3年間の計画を策定します。選定都市は、計画を積極的に実施することはもちろんのこと、事業の定期的な進捗管理報告を行うことで、事業の目標達成を目指していきます。

そして、選定都市によるSDGs達成へ向けた3年間の取り組みの成功事例を国内外へと発信することで、幅広い世代に対してSDGs達成へ向けた取り組みの認知や普及啓発を通じ、持続可能なまちづくりへと発展させていくことが、SDGs未来都市構想の目的です。

SDGs未来都市に設定されているKPI(重要業績評価指標)

当初の計画では、SDGs未来都市の選定は2018年度(平成30年)から開始され、2020年度までの3ヶ年計画でした。

この時のKPIは、2017年12月に閣議決定された『まち・ひと・しごと創生総合戦略2017改訂版(PDF)』内で、地方公共団体における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組の推進の項目で、SDGsの達成に向けた取り組みを行っている地方公共団体の割合30%が掲げられました。(2017年10月13日時点で1%)

このKPIを達成するための地方創生SDGsの取り組みの1つがSDGs未来都市の選定です。

初年度である2018年度には29都市が、翌年の2019年度には31都市がSDGs未来都市として選定されたことで、現在までに日本全国60の都市がSDGs未来都市に選ばれています。

その結果は、2018年11月時点で約5%、2019年11月時点で約13%でした。
(参照:地方創生に向けたSDGsの推進について|内閣府地方創生推進事務局|2019年3月版
(参照:地方創生に向けたSDGsの推進について|内閣府地方創生推進室|2020年7月版

その後、2019年12月に閣議決定された『第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」(PDF)』内の「地方創生 SDGs の実現などの持続可能なまちづくり」項目で、当初30%を目指していたSDGsの達成に向けた取り組みを行っている地方公共団体の割合が、2024年度中に60%へ達成するKPIに更新されました。

この60%達成に向けて、2020年7月に内閣府地方創生推進室が公表した『地方創生に向けたSDGsの推進について(PDF)』内で、SDGs未来都市の選定数がKPIとして設定されました。その数は、累計210都市です。このため、既存の60都市に加えて、2020年度から2024年度までの5年間に毎年30都市を上乗せする計画が立てられています。

SDGs未来都市の選定評価項目の変化

SDGs未来都市の選定評価は、事務局による整理(外形要件)として以下の選定評価項目に必要な情報が提出されているか確認されます。

その後、自治体SDGs推進評価・調査検討会が、以下の5項目で評価・採点を行います。5項目それぞれに複数の個別指標があります。

評価項目のに割り当てられた点数は、毎年変化しています。前年度と比べて変更のあった点数は、太字で示しています。

2020年のSDGs未来都市の選定評価項目(合計150点)
  • 将来ビジョン(15点満点)
  • 自治体SDGsの推進に資する取り組み(20点満点)
  • 推進体制(30点満点
  • 自治体SDGsの取組実現可能性(10点満点)
  • 自治体SDGsモデル事業での取り組み提案(75点満点
2019年のSDGs未来都市の選定評価項目(合計135点)
  • 将来ビジョン(15点満点)
  • 自治体SDGsの推進に資する取組(20点満点
  • 推進体制(20点満点)
  • 自治体SDGsの取組実現可能性(10点満点)
  • 自治体SDGsモデル事業での取組提案(70点満点
2018年のSDGs未来都市の選定評価項目(合計125点)
  • 将来ビジョン(15点満点)
  • 自治体SDGsの推進に資する取組(15点満点)
  • 推進体制(20点満点)
  • 自治体SDGsの取組実現可能性(10点満点)
  • 自治体SDGsモデル事業での取組提案(65点満点)

SDGs未来都市選定の背景にある環境未来都市構想

SDGs未来都市に選定された都市を紹介する前に、SDGs未来都市選定の背景にある環境未来都市構想についてお伝えしていきます。

SDGsが国連サミットで採択されたのは20159月のことですが、国はそれよりも前から、持続可能な経済社会を実現するための都市・地域つくりの取り組みとして環境未来都市構想を推進しています。

環境未来都市構想には、環境モデル都市・環境未来都市2種類の枠組みに対して都市・地域が選定されております。

環境モデル都市は、環境未来都市構想を支える基盤としての“低炭素都市”、つまりは温室効果ガスの排出削減に向けての積極的な取り組みを行なっている都市・地域が選定されています。2008年度に13都市、2012年度に7都市、2013年度に3都市が選定されたことで、現在までに合計で23の都市が環境モデル都市としての取り組みを行なっております。

環境未来都市は、「環境・超高齢化対応等に向けた、人間中心の新たな価値を創造する都市」をコンセプトに、2011年度に11都市が選定されました。環境未来都市では、超高齢化対応を必須のテーマとした上で、都市の環境的価値、社会的価値、経済的価値の創造により、「誰もが暮らしたいまち」、「誰もが活力のあるまち」の実現を目指しています。

その後、2015年に国連サミットでSDGsが採択されたことを受け、環境未来都市構想の目指す、環境・社会・経済の3つの側面における持続可能な開発への取り組みがSDGsの理念と合致しているため、環境未来都市構想をさらに発展させたSDGs未来都市構想が考案されました。

2020年度に選定されたSDGs未来都市33自治体の一覧

2020年7月16日に2020年度のSDGs未来都市に選定された自治体が、内閣府地方創生推進室より発表されました。2019年度より2つ多い、計33の都市・地域がSDGs未来都市に選定されました。応募自治体数は77件と、2019年度の57件を大きく上回りました。

自治体SDGs推進評価・調査検討会による総評として以下の点が発表されています。

2020年度のSDGs未来都市選定への総評
  • 一般的な課題(人口減少・高齢化)でなく、各自治体が直面する課題や活かせる資源を元にした具体的な提案が多かった。
  • ステークホルダーとの多様で役割が明確な連携が見られ、計画の実現性を高めている。
  • 経済価値から戦略的に企業を含む提案が印象的だった。
NO自治体提案全体のタイトル
1岩手県岩手市トリプルボトムラインによる町の持続可能性向上モデルの構築・実証  
~SDGs姉妹都市×リビングラボ~
2宮城県仙台市「防災環境都市・仙台」の推進
3宮城県石巻市最大の被災地から未来都市石巻を目指して  
~グリーンスローモビリティと「おたがいさま」で支え合う持続可能なまちづくり~
4山形県鶴岡市森・食・農の文化と先端生命科学が共生する‟いのち輝く、創造と伝統のまち 鶴岡“
5埼玉県春日部市

春日部2世、3世その先へと住みつなぐまち

~未来へ発信する世代循環プロジェクト~

6東京都豊島区

消滅可能性都市からの脱却 

~持続して発展できる「国際アート・カルチャー都市」への挑戦~

7神奈川県相模原市都市と自然 人と人 共にささえあい生きる さがみはらSDGs構想
8石川県金沢市

世界の交流拠点都市金沢の実現 

~市民と来街者が「しあわせ」を共創するまち~

9石川県加賀市官民協働のスマートシティによる持続可能なまち
10石川県能美市能美市SDGs未来都市 暮らしやすさ日本一実感できるまちへ
11長野県大町市

SDGs共創パートナーシップにより育む

「水が生まれる信濃おおまち」サステナブル・タウン構想

12岐阜県SDGsを原動力とした持続可能な「清流の国ぎふ」の実現
13静岡県富士市富士山とともに 輝く未来を拓くまち ふじ
14静岡県掛川市市民協働によるサステナブルなまちづくり
15愛知県岡崎市“みなも”きらめく 公民連携サスティナブル城下町 OKAZAKI  
~乙川リバーフロントエリア~
16三重県若者と創るみえの未来~持続可能な社会の構築~
17三重県いなべ市グリーンクリエイティブいなべ  
~グリーンインフラ商業施設「にぎわいの森」から、カジュアルなSDGs推進を世界へ~
18滋賀県湖南市

さりげない支えあいのまちづくり

こなんSDGs未来都市の実現【シュタットベルケ構想】

19京都府亀岡市

「かめおか霧の芸術祭」 x X(かけるエックス)

~持続可能性を生み出すイノベーションハブ~

20大阪府大阪市2025年大阪・関西万博をインパクトとした「SDGs先進都市」の実現に向けて
21大阪市豊中市

とよなかSDGs未来都市 

~明日がもっと楽しみなまち~

22大阪市富田林市

SDGsを共通言語としたマルチパートナーシップによる

“富田林版”いのち輝く未来社会のデザイン

23兵庫県明石市

SDGs未来安心都市・明石

~いつまでも すべての人に やさしいまちを みんなで~

24岡山県倉敷市多様な人材が活躍し,自然と共存する“持続可能な流域暮らし”の創造  
~高梁川流域圏の発展は倉敷市の発展~
25広島県東広島市SDGs未来都市東広島 未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市
26香川県三豊市

せとうちの海と山とまち

~ひろく豊かな田園都市・多極分散ネットワーク型みとよ形成事業

27愛媛県松山市

みんなを笑顔に “観光未来都市まつやま”

~瀬戸内の 島・里・山を つなぐまち~

28高知県土佐町

持続可能な水源のまち土佐町

~人々の豊かな営みが「世界」を潤す水を育む~

29福岡県宗像市「世界遺産の海」とともに生きるSDGs未来都市
30長崎県対馬市自立と循環の宝の島  ~サーキュラーエコノミーアイランド対馬~
31熊本県水俣市みんなが幸せを感じ、笑顔あふれる元気なまちづくり
32鹿児島県鹿児島市“活火山・桜島”と共生し発展する持続可能なSDGs未来都市・鹿児島市
33沖縄県石垣市自然と文化で創る未来  ~守り・繋ぎ・活きる島 石垣~

2019年度に選定されたSDGs未来都市31自治体の一覧

2019年度には、応募自治体数57件から昨年度よりも2つ多い、計31の都市・地域がSDGs未来都市に選定されました。北海道と四国を除く全国各地のエリアが選定され、都道府県単位の立候補地としても、富山県、愛知県、滋賀県の3県が選ばれました。

自治体SDGs推進評価・調査検討会による総評として以下の点が発表されています。

2019年度のSDGs未来都市選定への総評
  • バックキャスティングの発想をもとに、中長期的な視点で地域特性を加味した戦略的で包括的な提案だった
  • 首長のリーダーシップのもと、多様なステークホルダー(企業・教育研究機関・市民など)との連携体制があれば、計画実行性が高いとより評価された
  • 特に市民がSDGsへの取り組みで重要な役割を担うため、市民の主体的なSDGsへの参加が促進できる具体的な取り組みが含まれると提案の魅力が増す
NO自治体提案全体のタイトル
1岩⼿県陸前⾼⽥市ノーマライゼーションという⾔葉のいらないまちづくり
2福島県郡⼭市

SDGsで「広め合う、⾼め合う、助け合う」こおりやま広域圏 

〜次世代につなぐ豊かな圏域の創⽣〜

3栃⽊県宇都宮市SDGsに貢献する持続可能な”うごく”都市・うつのみやの構築
4群⾺県みなかみ町

⽔と森林と⼈を育む みなかみプロジェクト 2030

〜持続可能な発展のモデル地域“BR”として〜

5埼⽟県さいたま市

SDGs国際未来都市・さいたま2030モデルプロジェクト

〜誰もが住んでいることを誇りに思える都市へ〜

6東京都⽇野市

市⺠・企業・⾏政の対話を通した⽣活・環境課題産業化で実現する

⽣活価値 (QOL)共創都市 ⽇野

7神奈川県川崎市成⻑と成熟の調和による持続可能なSDGs未来都市かわさき
8神奈川県⼩⽥原市⼈と⼈とのつながりによる「いのちを守り育てる地域⾃給圏」の創造
9新潟県⾒附市

住んでいるだけで健康で幸せになれる健幸都市の実現

〜「歩いて暮らせるまちづくり」 ウォーカブルシティの深化と定着〜

10富⼭県環⽇本海地域をリードする「環境・エネルギー先端県とやま」
11富⼭県南砺市

「南砺版エコビレッジ事業」の更なる深化

〜域内外へのブランディング強化と南砺版地域循環共⽣圏の実装〜

12⽯川県⼩松市

国際化時代に ふるさとを未来へつなぐ「⺠の⼒」と「学びの⼒」

〜PASS THE BATON〜

13福井県鯖江市持続可能なめがねのまちさばえ〜⼥性が輝くまち〜
14愛知県SDGs未来都市あいち
15愛知県名古屋市SDGs 未来都市 〜世界に冠たる「NAGOYA」〜 の実現
16愛知県豊橋市豊橋からSDGs で世界と未来につなぐ⽔と緑の地域づくり
17滋賀県世界から選ばれる「三⽅よし・未来よし」の滋賀の実現
18京都府舞鶴市便利な⽥舎ぐらし『ヒト、モノ、情報、あらゆる資源がつながる“未来の舞鶴”』
19奈良県⽣駒市いこまSDGs未来都市〜 住宅都市における持続可能モデルの創出〜
20奈良県三郷町世界に誇る︕︕ ⼈にもまちにもレジリエンスな「スマートシティSANGO」の実現
21奈良県広陵町

「広陵町産業総合振興機構(仮称)」の産官学⺠連携による

安全・安⼼で住み続けたくなるまちづくり

22和歌⼭県和歌⼭市持続可能な海社会を実現するリノベーション先進都市
23⿃取県智頭町中⼭間地域における住⺠主体のSDGsまちづくり事業
24⿃取県⽇南町第⼀次産業を元気にする 〜SDGsにちなんチャレンジ2030〜
25岡⼭県⻄粟倉村森林ファンドの活⽤で創出するSDGs未来村
26福岡県⼤牟⽥市

⽇本の20年先を⾏く10万⼈都市による官⺠協働プラットフォームを活⽤した

「問い」「学び」「共創」の未来都市創造事業

27福岡県福津市市⺠共働で推進する幸せのまちづくり 〜津屋崎スタイル〜を世界へ発信
28熊本県熊本市熊本地震の経験と教訓をいかした災害に強い持続可能なまちづくり
29⿅児島県⼤崎町⼤崎リサイクルシステムを起点にした世界標準の循環型地域経営モデル
30⿅児島県徳之島町あこがれの連鎖と幸せな暮らし創造事業
31沖縄県恩納村

SDGsによる「サンゴの村宣⾔」推進プロジェクト

〜「サンゴのむらづくり⾏動計画」の⾼度化による世界⼀サンゴと⼈に優しい持続可能な村づくり〜

2018年度に選定されたSDGs未来都市29自治体の一覧

SDGs未来都市構想事業が開始されて最初の年である2018年度には、応募総数55自治体から29の都市・地域が選定されました。SDGs未来都市は都道府県単位での応募も可能となっており、北海道が4エリア、神奈川県が3エリア選定されました。

自治体SDGs推進評価・調査検討会による総評として以下の点が発表されています。

2018年度のSDGs未来都市選定への総評
  • 自治体固有の事情や特色から、課題設定と解決の提案を行った自治体が高く評価された
  • 特に評価が高かったのは、三側面の統合を強く意識しながら、補助期間終了後の自律的好循環があった
NO自治体提案全体のタイトル
1

北海道

北海道価値を活かした広域SDGsモデルの構築

2

北海道札幌市

次世代の子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な都市・「環境首都・SAPP‿RO」

3

北海道ニセコ町

環境を生かし、資源 、経済が循環する自治のまち 「サスティナブルタウンニセコ」の構築

4

北海道下川町

未来の人と自然へ繋ぐしもかわチャレンジ2030

5

宮城県東松島市

全世代グロウアップシティ東松島

6

秋田県仙北市

IoT・水素エネルギー利用基盤整備事業

7

山形県飯豊町

農村計画研究所の再興『2030年も「日本で最も美しい村」であり続けるために』

8

茨城県つくば市

つくばSDGs 未来都市先導プロジェクト

9

神奈川県

いのち輝く神奈川 持続可能な「スマイル100 歳社会」の実現

10

神奈川県横浜市

SDGs未来都市・横浜 ~“連携”による「大都市モデル」創出~

11

神奈川県鎌倉市

持続可能な都市経営「SDGs 未来都市かまくら」の創造

12

富山県富山市

コンパクトシティ戦略による持続可能な付加価値創造都市の実現

13

石川県珠洲市

能登の尖端“未来都市”への挑戦

14

石川県白山市

白山の恵みを次世代へ贈る 「白山SDGs未来都市2030ビジョン」

15

長野県

学びと自治の力による「自立・分散型社会の形成」

16

静岡県静岡市

「世界に輝く静岡」の実現 静岡市5大構想×SDGs

17

静岡県浜松市

浜松が「五十年、八十年先の『世界』を富ます」

18

愛知県豊田市

みんながつながる ミライにつながるスマートシティ

19

三重県志摩市

持続可能な御食国の創生

20

大阪府堺市

「自由と自治の精神を礎に、誰もが健康で活躍する笑顔あふれるまち」

21

奈良県十津川村

持続可能な森林保全及び観光振興による十津川村SDGsモデル構想(仮称)

22

岡山県岡山市

誰もが健康で学び合い、生涯活躍するまちおかやまの推進

23

岡山県真庭市

地域エネルギー自給率100% 2030"SDGs"未来杜市真庭の実現

~永続的に発展する農山村のモデルを目指して(私がわたしらしく生きるまち)~

24

広島県

SDGsの達成に向けて平和の活動を生み出す国際平和拠点ひろしまの取組を加速する

~マルチステイクホルダー・パートナーシップによるSDGsの取組の強化~

25

山口県宇部市

「人財が宝」みんなでつくる宇部SDGs推進事業

~ 「共存同栄・協同一致」の更なる進化 ~

26

徳島県上勝町

SDGsでSHLs(Sustainable Happy Lives)持続可能な幸福な生活

27

福岡県北九州市

北九州市SDGs未来都市

28

長崎県壱岐市

壱岐活き対話型社会「壱岐(粋)なSociety5.0」

29

熊本県小国町

地熱と森林の恵み、人とのつながりがもたらす持続可能なまちづくりを目指して

さて、ここまでは、SDGs未来都市構想とその選定都市についてお伝えしました。

次からは、SDGs未来都市構想のもう1つの事業である、「自治体SDGsモデル事業」について紹介します。

自治体SDGsモデル事業とは?

毎年約30都市が選ばれているSDGs未来都市ですが、その中でも、特に先導的な取り組みを行なっている都市は、自治体SDGsモデル事業として選定されています。自治体SDGsモデル事業の選定数は、毎年10都市です。

自治体SDGsモデル事業は、地方公共団体におけるSDGsへの取り組みの中でも特に注力する事業であり、経済・社会・環境の3つの側面の総合的な取り組みであることが望まれます。さらに、各自治体の環境・文化・課題に対応した独自モデルを作る姿勢も求められます。

また、SDGsへの取り組みのなかでさまざまなステークホルダーとの連携の可能性があり、都市・地域の自律的好循環が見込める事業が、自治体SDGsモデル事業として選定されます。

自治体SDGsモデル事業に選定されると、国から補助金が支給されます。

2018年選定のモデル事業には上限4,000万円、2019年度・2020年度選定のモデル事業には上限3,000万円です。予算制約上のため2019年度から減額されています。

2020年度に自治体SDGsモデル事業として選定された都市

2020年度に選定された自治体SDGsモデル事業で、京都府、岡山県、沖縄県の3府県の市町村は2019年度から続いて選ばれました。

2020年度の自治体SDGsモデル事業への総評(自治体SDGs推進評価・調査検討会)
  • 実現性の高い提案が多く、選定では難しい判断が求められた
  • 経済・社会・環境の三側面をつなぐ統合的取組の重要性への理解に差が見られた
  • 多くの自治体で首長の強いコミットメントが感じられた
NO自治体自治体SDGsモデル事業名
1宮城県石巻市コミュニティを核とした持続可能な地域社会の構築
2東京都豊島区国際アート・カルチャー都市 実現戦略実施事業
3石川県金沢市市民生活と調和した持続可能な観光の振興
~「責任ある観光」により市民と観光客、双方の「しあわせ」を実現するまち金沢~
4三重県いなべ市

グリーンクリエイティブいなべ
~グリーンインフラ商業施設「にぎわいの森」から、カジュアルなSDGs推進を世界へ~

5京都府亀岡市「かめおか霧の芸術祭」 x X(かけるエックス)
~持続可能性を生み出すイノベーションハブ~
6大阪府・大阪市大阪発「大阪ブルー・ オーシャン・ ビジョン」推進プロジェクト
7大阪府富田林市富田林発!「商助」によるいのち輝く未来社会の実現プロジェクト
8岡山県倉敷市多様な人材が活躍し,自然と共存する“持続可能な流域暮らし”の創造事業
~高梁川流域圏の発展は倉敷市の発展~
9愛媛県松山市“観光未来都市まつやま”推進事業
10沖縄県石垣市

石垣SDGsプラットフォームを活用した
「離島におけるSDGs課題解決モデル(=石垣SDGsモデル)」構築事業

2019年度に自治体SDGsモデル事業として選定された都市

2019年度に選定された自治体SDGsモデル事業で、神奈川県、富山県、岡山県、熊本県の4県の市町村は2018年度から続いて選ばれました。

また、前回の選定では、北海道と神奈川県のそれぞれのエリアでモデル事業の半数を占めておりましたが、今回は、東北地方、関東地方、関西地方に加え、九州地方と沖縄県からもモデル事業が選ばれました。

2019年度の自治体SDGsモデル事業への総評(自治体SDGs推進評価・調査検討会)
  • 具体的で実効性が高い優れた提案が多く、選定は困難を極めた
  • 優れた提案の特徴は、三側面の統合及び統合的取り組みで全体最適化を意識している、各側面間の相乗効果とトレードオフの緩和を考慮、自律的好循環の仕組みの詳細記述などがあった
  • 選定されたモデル事業には、短期的効果だけでなく中長期的な視点での効果が表れる事業実施を期待している
NO自治体提案全体のタイトル
1福島県郡山市SDGs 体感未来都市 こおりやま
2神奈川県⼩⽥原市⼈と⼈とのつながりによる 「いのちを守り育てる地域⾃給圏」の創造
3新潟県⾒附市「歩いて暮らせるまちづくり」ウォーカブルシティの深化と定着
4富⼭県南砺市

「南砺版エコビレッジ事業」の更なる深化

〜域内外へのブランディング強化と南砺版地域循環共⽣圏の実装〜

5福井県鯖江市

⼥性が輝く「めがねのまちさばえ」

〜⼥性のエンパワーメントが地域をエンパワーメントする〜

6京都府舞鶴市『ヒト、モノ、情報、あらゆる資源が つながる“未来の舞鶴”』創⽣事業
7岡⼭県⻄粟倉村森林ファンドと森林RE Designによる百年の森林事業Ver.2.0
8熊本県熊本市熊本地震の経験と教訓をいかした地域(防災)⼒の向上事業
9⿅児島県⼤崎町⼤崎リサイクルシステムを起点にした世界標準の循環型地域経営モデル
10沖縄県恩納村「サンゴの村宣⾔」SDGsプロジェクト

2018年度に自治体SDGsモデル事業として選定された都市

2018年度に選定された自治体SDGsモデル事業は、同じ都道府県から複数のエリア(北海道のニセコ町と下川町の2つ、神奈川県と横浜市、鎌倉市の3つ)が多く選定されました。

また、2018年度のSDGs未来都市に選定された都市・地域のうち、九州地方の3つのエリアは全て、自治体SDGsモデル事業にも選定されました。

2018年度の自治体SDGsモデル事業への総評(自治体SDGs推進評価・調査検討会)
  • 選定されたモデル事業にはSDGsの基本視点(バックキャスト・連関・測定)を意識した制度設計をし、自律的好循環に向けた事業実施を期待している
NO自治体提案全体のタイトル
1

北海道ニセコ町

環境を生かし、資源、経済が循環する「サスティナブルタウンニセコ」の構築

2

北海道下川町

SDGsパートナーシップによる良質な暮らし創造実践事業

3

神奈川県

SDGs社会的インパクト評価実証プロジェクト

4

神奈川県横浜市

“連携”による横浜型「大都市モデル」創出事業

5

神奈川県鎌倉市

持続可能な都市経営「SDGs 未来都市かまくら」の創造

6

富山県富山市

LRTネットワークと自立分散型エネルギーマネジメントの融合によるコンパクトシティの深化

7

岡山県真庭市

永続的発展に向けた地方分散モデル事業

8

福岡県北九州市

地域エネルギー次世代モデル事業

9

長崎県壱岐市

Industry4.0を駆使したスマート6次産業化モデル構築事業

10

熊本県小国町

特色ある地域資源を活かした循環型の社会と産業づくり

まとめ

2018年度から選定が始まったSDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業について、制度成立の背景や関連する法律、これまで選定された都市一覧をご紹介してきました。

政府が自治体へ求めるSDGsに向けた取り組み実施率は、2020年までに30%だったものが2024年までに60%と意欲的な目標が設定されています。

現在SDGsに取り組んでいない自治体には、選定された自治体の先駆例を参考にしながら、自らの自治体固有の課題・資源・特性をよく理解した上で、バックキャスティングの発想で、中長期的な視点を持って課題解決に向けた戦略的かつ包括的な提案を、企業・学校・市民などのステークホルダーと協働して実現を目指すことが求められます。

 

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