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【企業のSDGs事例】環境問題を解決に導く革命的新素材LIMEX|株式会社TBM

【企業のSDGs事例】環境問題を解決に導く革命的新素材LIMEX|株式会社TBMの画像

2019年現在、「SDGs(エスディージーズ)(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))」の発表から4年目を迎え、日本でもSDGsの認知度が高くなってきました。SDGsにビジネスチャンスを見出した経営者が、自社でもSDGsを取り込もうと考え、SDGsの推進を社員に託す企業も少しずつ増えてきています。

しかし、SDGsを推進するといっても、何から始めればいいのか分からない担当者は多いのではないでしょうか。それもそのはず、日系企業のSDGs取組事例はまだ少なく、インターネットでも有益な情報が見つかりづらいからです。そこでSDGs MEDIAでは、SDGsに取り組む企業事例をまとめ、皆さまのお役に立つ情報をお伝えしていきます。

今回の記事では、”LIMEX(ライメックス)”という石灰石を素材にした製品を手掛ける株式会社TBMの事業内容となぜ世界中から注目を集めているのかをご紹介します。

今回の記事はこんな人にオススメです
  • 環境問題に取り組んでいる企業について知りたい
  • 企業のSDGsの事例を見たい
  • LIMEXについて調べていた

LIMEX(ライメックス)が貢献するSDGsの目標

SDGs 17のゴール

LIMEXをご紹介する前に、LIMEXが貢献するSDGsの目標を見ていきましょう。

コアとなる目標

SDGs 目標12つくる責任 つかう責任

紙やプラスチックに変わる代替素材”LIMEX”を活用した商品をつくる。

影響を与える目標

 SDGs 貢献する目標

“LIMEX”の活用により、天然資源の使用量を削減し、さらに新たな産業を創出する。

1つの企業で8つの目標に貢献できることに驚いた方もいるのではないでしょうか。それと同時に、なぜLIMEXが8つの目標に貢献できるのか気になりませんでしたか。その理由をこれからお伝えします。

環境問題の解決を後押しする新素材LIMEX(ライメックス)とは

LIMEXとは、石灰石で作られた日本発の新素材です。株式会社TBMではLIMEXを活用し、紙やプラスチックの代替製品を開発・製造・販売しています。

LIMEXは世界中の投資家から注目を集めています。その理由は、地球が抱えるたくさんの環境問題をLIMEXが解決に導くかもしれないからです。

地球が抱える環境問題とは

海洋プラスチック問題

現在の地球は、地球温暖化や異常気象などの環境問題を抱えています。そのなかでも特に問題視されているのが『海洋プラスチック問題』です。

世界では年間800万トンのプラスチックが海に流出しています。これは東京スカイツリー222基分に匹敵する量です。さらに海に流出したプラスチックは細かく砕け、マイクロプラスチックに変わっていきます。マイクロプラスチックとは大きさが5mm以下の微小なプラスチック粒子です。

魚がマイクロプラスチックをプランクトンと間違えて食べ、食物連鎖を通して、最終的には人間の便からマイクロプラスチックが検出されました。こういった問題を受け、2019年の大阪で開催されたG20ではプラスチックについて議論がされました。

LIMEXが環境問題を解決する理由

それではLIMEXがなぜ環境問題を解決に導くのでしょうか。

LIMEXは石灰石をベースにした素材です。石灰石とは、運動場に白線を敷く時の白い粉です。石灰石は地球上に無尽蔵にあり、枯渇する心配がない資源といわれています。

その石灰石を最大限に活用し、紙やプラスチックの代替商品をつくりますので、目標12「つくる責任 つかう責任」に貢献します。

例えば、名刺をつくるには、木と水が必要です。しかし、LIMEXは木と水を使わないので、1箱分の名刺をつくるのに10リットル分の水資源を節約できます。このことで目標14「海の豊かさを守ろう」と目標15「陸の豊かさも守ろう」に貢献できます。

そしてLIMEXの利用者が増えることで、紙やプラスチックの使用量が減ります。つまりLIMEXを使用することで、目標13「気候変動に具体的な対策を」にもつながります。

LIMEXの商品と導入企業

次にLIMEXでつくられた商品と、LIMEXを導入している企業を見ていきましょう。

紙代替製品

名刺

LIMEXの王道商品は、名刺です。自社の名刺をLIMEXに変更するだけでも、SDGsの取り組みにつながります。従来の名刺より値段は高いですが、ヤフー・住友生命・snow peakなど3,800社を超える企業でLIMEXが導入されています。特に名刺交換の機会が多い経営者や営業マンにはオススメです。名刺をお渡しする時にLIMEXのことを語れば、企業のイメージが上がるからです。

社員数100名以下の企業は、オンラインの LIMEX STOREラクスル で注文できます。社員数100名以上の企業は、LIMEXのHPより直接お問い合わせください。

メニュー表

飲食店に置かれているメニュー表にもLIMEXが導入されています。吉野家やスシローの全店舗でLIMEXのメニュー表が置かれていますので、お店に行った際はメニュー表にも注目してみてください。

クレドカード

クレドカードとは、企業理念や行動指針のことが書かれたカードです。第一生命グループでは全社員7万人に渡すクレドカードをLIMEXで製作しました。

プラスチック代替製品

買い物袋

アパレルブランドのSPINNS(スピンズ)では、商品を入れる買い物袋にLIMEXを導入しています。横浜銀行では書類を持ち帰るショッパーにLIMEXを導入しています。

使い捨て容器

フードフェスでは大量のプラスチックの使い捨て容器が使われています。しかし東京で開催された「太陽のマルシェ」ではLIMEXでつくられた使い捨て容器を採用しました。

アメニティ用品

ホテルにはプラスチックでつくられた使い捨てのアメニティ用品が準備されています。ホテル業界でエコ・ファースト企業を目指すスーパーホテルは、髪をとかすクシにLIMEXを導入しています。

ビニール傘

JR東日本がLIMEXを活用した傘を開発しました。LIMEX傘は一般販売されておらず、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を通して、品川駅・横浜駅・大宮駅でテストマーケティングを実施しました。

LIMEXはアップサイクルができる|リサイクルとの違い

使い終わったペットボトルはリサイクル場で細かく砕かれ、原料に戻すことで再利用されます。これをリサイクルと呼びます。

一方で、LIMEXは従来のリサイクルを超えるアップサイクルが可能です。アップサイクルとは、元のモノより価値を高いものを生み出すことであり、LIMEXの強みの1つであります。

たとえばフードフェスでLIMEXの使い捨て容器を導入したとします。イベント終了後にLIMEXの使い捨て容器を回収し、アップサイクルすることでボールペンやスマホケースに再生品化することができます。

アップサイクルをより理解したい方は下記動画をご覧ください。
神奈川県とLIMEXが協力し、アップサイクルによるまちづくりに取り組んでいます。

ESG投資で総額100億円超の資金調達

さらにLIMEXのすごいところは、すでに100億円を超える資金を調達しているところです。

株式会社TBMは、製造業のベンチャー企業です。製造するためには自社工場を建設する必要があり、そのための資金調達に苦労しました。2015年に経済産業省の支援を受け、宮城県に第一号のプラントを建設。その後、売上の拡大とともに、LIMEXの可能性が国内に広まっていきました。

その後、伊藤忠商事・ゴールドマン・サックス・大日本印刷などの企業やベンチャーキャピタルからの出資が相次ぎ、2019年現在で総額100億円超えの資金調達をしました。SDGsに貢献する事業を行うと、ESG投資で資金が調達できる分かりやすい事例です。

ESG投資にくわしく知りたい方は、こちらの記事へ。

[記事]ESG投資とは?

 

株式会社TBMは集めた資金を利用し、2020年に第二号プラントの建設を予定しています。また、2021年にはIPO(株式公開)も予定しています。

LIMEXは革命的新素材であるので、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」につながります。そしてLIMEXの誕生で工場ができ、宮城県で新たな雇用が生まれました。そういった意味では、目標8「働きがいも経済成長も」に貢献しています。

SDGsに向けた企業の取り組みが求められる理由

今回ご紹介した株式会社TBMのように、世界ではSDGsに向けた企業の取り組みが求められております。その理由は、企業の協力なしではSDGsを達成できないからです。SDGsの17個の目標のなかには、目標8「働きがいも 経済成長も」や目標12「つくる責任 つかす責任」など、経済に関連する目標が含まれています。

このような目標は行政や自治体ではなく、企業が主体となって推進する必要があります。さらに他の目標でも企業の柔軟なアイデアだからこそ解決できる課題があります。だから、企業の主体的な取り組みが求められています。

SDGsに取り組む企業のメリット

SDGsに取り組むと、4つのメリットを得ることができます。

企業イメージの向上

SDGsの取り組みが消費者に浸透すれば、企業イメージの向上につながります。企業イメージが良いと、消費者は価格に左右されずに商品やサービスを選択してくれます。また採用活動においても、イメージが良く社会課題に取り組んでいる企業には優秀な人材が集まりやすくなります。

社会課題への対応

SDGs活動を進めることで、社会課題の解決に貢献できます。社会に対して良いことを続ければ、自社で働く社員の働きがいやモチベーションアップにもつながります。

生存戦略につながる

もし自社でSDGsに取り組まないにしても、取引先でSDGsに取り組む企業は増えていくでしょう。そうなった場合、取引先はSDGsに取り組まない企業と取引をしたがるでしょうか。将来的には、SDGsに取り組むことが企業の生存競争に生き残る術になるかもしれません。

新事業機会の創出

SDGsに取り組むことで、これまでつながりのなかった行政やNPOとの関わりができることがあります。さらに投資家はSDGsに取り組む企業にお金を出資する傾向にあるので、資金が調達しやすくなります。そういった新しいきっかけの中から、企業として新たなビジネスに手を伸ばす機会にもつながるでしょう。

まとめ

SDGsの目標に貢献するLIMEXの事例をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

自社の事業だけでSDGsの取り組みを目指すことは、事業内容やリソース状況によっては難しいかもしれません。しかしSDGsに貢献する商品やサービスを利用することで、SDGsに貢献するのも1つの手段です。

あなたのSDGsに向けた取り組みの第一歩に、LIMEXを導入してみてはいかがでしょうか?

LIMEXをもっと詳しく知りたい方は、LIMEXのWebサイトをご覧ください。

参考サイト

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