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【企業のSDGs事例】SDGsビジネスアワードを受賞したパーティションメーカー│コマニー株式会社

【企業のSDGs事例】SDGsビジネスアワードを受賞したパーティションメーカー│コマニー株式会社の画像

今回、「SDGs(エスディージーズ)(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))」の企業事例としてご紹介するのは、パーティション(間仕切り)メーカーとして国内でトップシェアをほこる企業コマニー株式会社です。

コマニー株式会社では、2018年に発表されたコマニーSDGs宣言を皮切りに、新たなビジネスモデルの創出や新製品の開発など、SDGs達成に向けたさまざまな取り組みが実施されています。

201811月には、SDGsビジネスアワードのグローバルイノベーター賞で優秀賞を受賞し、SDGsを積極的に推進している企業としても有名になりました。

この記事では、コマニー株式会社とSDGsの関係に加えて、SDGs達成に向けて実践している具体的な3つの取り組みについてお伝えします。

今回の記事はこんな人にオススメです
  • SDGsビジネスアワードを受賞した企業の取り組みを知りたい
  • コマニー株式会社とSDGsの関係性について知りたい
  • 他社事例を自社のSDGsへの取り組みに活かしたい

コマニー株式会社が貢献する目標

まずは、コマニー株式会社が貢献するSDGsの目標についてお伝えします。

コアとなる目標

SDGs目標9

  • 目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

コマニー株式会社では、SDGs目標達成に向けて「コマニーSDGs宣言」「コマニーSDGs ♾(メビウス)モデル」といった取り組みを考案しました。これらの活動は、SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」を軸に進められています。

影響を与える目標

コマニー株式会社が貢献する目標

  • 目標1「貧困をなくそう」
  • 目標3「すべての人に健康と福祉を」
  • 目標4「質の高い教育をみんなに」
  • 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
  • 目標6「安全な水とトイレを世界中に」
  • 目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
  • 目標8「働きがいも経済成長も」
  • 目標10「人や国の不平等をなくそう」
  • 目標11「住み続けられるまちづくりを」
  • 目標12「つくる責任 つかう責任」
  • 目標13「気候変動に具体的な対策を」

コマニー株式会社は、SDGs目標9を経営の軸に添え、プロダクトサービス(自社製品における市場の問題解決)とガバナンス(各市場で活動するステークホルダー)の両方に貢献することで、SDGsの目標達成を目指しています。

コマニー株式会社の事業とは?

コマニー株式会社は、石川県小松市に本社を置く会社です。1961年に小松キャピネット株式会社として設立されました(1984年に「コマニー株式会社」に商号変更)。

主に、パーティション(間仕切り)の製造・開発・販売・施工を事業としていて、パーティションのシェアは国内トップをほこります。

コマニー株式会社には、事業を通じて「関わるすべての人の幸福に貢献する経営」という理念があり、その理念がSDGsの目指す目標と同義であると捉えました。そこで、20184月に「コマニーSDGs宣言」を発表し、SDGs目標達成へ向けての活動が本格的にはじまりました。

2018年11月には、「2018国際平和のための世界経済人会議」の中で開催された「広島SDGsビジネスコンテスト2018」において、優秀賞を受賞。同時に表彰が行われた「SDGsビジネスアワード グローバルイノベーター賞」では、常務執行役員で経営企画本部長の塚本直之氏が選出され、SDGsを積極的に推進している企業としても名を知られるようになりました。

コマニーSDGs宣言とは?

コマニーSDGs宣言では、SDGsが掲げる目標と、コマニー株式会社の経営理念や経営方針を合致させ、SDGs達成へ向けて活動していくことが表明されています。

経営の方針としては、SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」を軸に添えた新たなビジネスモデル「コマニーSDGs ∞(メビウス)モデル」を採択し、企業価値の向上を図っています。

「2030年に目指す姿〜ROAD to 2030〜」について

コマニー株式会社は、SDGs達成を目指すためのビジネスモデル「コマニーSDGs ∞(メビウス)モデル」を制定するにあたり、取り組むべき4つの課題を定めました。

  1. 東京一極集中や地方創生の課題に向けての取り組み
  2. 生産性向上
  3. 人命尊重と経済活動の維持
  4. 環境変化に向けた対応力の向上
そして、4つの社会的課題を解決するために、コマニー株式会社は「2030年に目指す姿〜ROAD to 2030〜」を掲げ、それぞれの課題に対応した4つの戦略を策定しました。
  1. 自立分散型社会の実現
  2. 多様性尊重によるらしさの発揮
  3. 技術革新による新たな価値創出
  4. 持続可能な地球環境づくり

コマニーSDGs ∞(メビウス)モデルと3つのポイント

SDGsの目標を経営に実装し、社会的課題の解決に向けた活動を行うためのビジネスモデルが「コマニーSDGs ∞(メビウス)モデル」です。こちらのビジネスモデルは、20189月に制定されました。

コマニーSDGs ∞(メビウス)モデルには、社会的課題解決への3つのポイントが設定されています。

プロダクト・サービス

マニーSDGs ∞(メビウス)モデルにおけるプロダクトサービスとは、コマニー株式会社の事業領域においてSDGsに貢献できる範囲を表しています。

コマニー株式会社の事業領域は、オフィスや工場など人々が働く現場から、病院、福祉施設、学校など、さまざまな人たちが利用する施設まで多岐にわたります。

それぞれの場所での重要な課題を見つけ、SDGsの各目標と結びつけてどのように解決するのかを表しているのが、コマニーSDGs ∞(メビウス)モデルにおけるプロダクト・サービスです。

ガバナンス

コマニー株式会社の事業には、多くのステークホルダーが存在します。取引先や自治体やコミュニティに加え、株主・投資家、さらには地球環境など、さまざまなステークホルダーに対して、SDGsの取り組みを通じてどのような幸福度の向上につながるのかを表しています。

レバレッジポイント

プロダクト・サービスとガバナンスの両者が相互に働きかけて効果を上げるために、SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」をレバレッジポイントに設定しています。

目標9の「技術革新」に向けて、自社の技術を世界レベルにまで向上させ、企業価値の最大化を図ることが大きな目的となっています。

SDGsビジネスアワードの受賞

コマニー株式会社は、20181156日に開催された「2018国際平和のための世界経済人会議」において、『広島SDGsビジネスコンテスト2018』の優秀賞を受賞しました。

広島県SDGsビジネスコンテストは、企業のSDGsビジネスを活性化するために、「2018国際平和のための世界経済人会議」のプログラムの1つです。コンテストでは、広島県を起点としたSDGsビジネスの創出を図るために、参加企業によるプレゼン大会が行われました。

また、同時に発表された『SDGsビジネスアワード グローバルイノベーター賞』には、コマニー株式会社常務執行役員で経営企画本部長の塚本直之氏が選出されています。

SDGsビジネスアワードとは、一般社団法人BoP Global Network Japanと金沢工業大学平本研究室が中心になって2017年に創立されたイベントです。日本企業によるSDGsビジネスの先行事例を選出し、優れた取り組みの表彰と発信を目的としています。2018年は、表彰対象をSDGs推進に積極的な取り組みを行う個人として実施されました。

今回のコンテストにおいて、コマニー株式会社は「災害時二次被害ゼロの社会をつくる」という未来像を描き、その実現のための「キレイな避難所トイレ環境」について提案したビジネスアイデアによって、優秀賞の受賞を果たしました。

コマニー株式会社が実施しているSDGsの取り組みを4つ紹介

コマニー株式会社では、「企業は世の中の幸福に貢献するために存在すべきである」という信念のもと、2016年にサステナビリティ方針を制定しました。

サステナビリティ方針では、自社に関連するステークホルダーに対して貢献できることを明確にし、6つの経営方針を掲げています。

  1. お客様第一の追求
  2. お取引先様(サプライヤー)とのパートナーシップ
  3. 地球環境との共存
  4. 人間性尊重の職場づくり
  5. 社会貢献活動
  6. コーポレート・ガバナンス

これらの方針を元に、「コマニーSDGs宣言」「コマニーSDGs ∞(メビウス)モデル」「2030年に目指す姿〜ROAD to 2030〜」を取り入れ、SDGs達成に向けた経営を行なっています。

それでは次からは、コマニー株式会社が実施しているSDGsへの取り組みについてご紹介します。

自社オリジナルのパーティションの研究開発・販売

コマニー株式会社の主力製品は、オフィスや部屋など空間を仕切るために使用されるパーティション(間仕切り)であり、国内ではトップシェアを獲得しています。

日本家屋に古くからみられる「格子」をデザインしたパーティション『KOUSHI』や、移動できるパーティション『ガラススライディングウォール』、高齢者でも安心安全に使用できる福祉施設向けドア『やさしいドア』など、自社のオリジナリティが溢れる製品を開発しています。

これらオリジナル製品は、多様な生き方・働き方が求められる現代において、人々の仕事や暮らしの幸福度向上に貢献しています。

石川県小松市と「SDGs推進に関するパートナー協定」を締結

コマニー株式会社は、本社の所在地であり、2019年度のSDGs未来都市に認定された石川県小松市と「SDGs推進に関するパートナー協定」を締結しています。小松市とパートナー協定を結ぶことで、産官学民一体となった地方創生の取り組みを推進しています。

また、コマニー株式会社は、小松市において市民参加型社会貢献プロジェクト「UE cafe」を定期的に開催しています。

この「UE cafe」というプロジェクトは、NPO法人ユナイテッド・アースが実施しているイベントの1つ。実はコマニー株式会社は、NPO法人ユナイテッド・アースの石川県事務局としての機能も持ち、さまざまな組織や機関と連携することで、地方創生の取り組みに貢献しています。

オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会

コマニー株式会社では、「オールジェンダーの人々がストレスなくトイレを利用できるためのあり方を見出すための研究」を、金沢大学・株式会社LIXILとの三者共同で実施しました。

こちらの研究では、オフィスで働く18歳から59歳までの3万人以上を対象に、性自認に関わらず、オフィスで働く全ての人が「安心して快適に利用できるオフィストイレ環境」を明らかにすることが目的です。

調査の結果、オールジェンダーの人々がストレスなくトイレを利用できる社会環境の実現には、オフィスで働く全ての人が、LGBTに関する正しい知識と、ダイバーシティ&インクルージョンの視点を持つことが大切であること示されました。

また、コマニー株式会社は、今回の調査のほかに、ユニバーサルデザインが施された折り戸『Dear-d(ディアード)』を使用したトイレを全国の空港や病院などに、約2,500件導入した実績もあります。

このように、コマニー株式会社では、すべての人が利用しやすいトイレ環境を作り上げるために、さまざまな活動に取り組んでいます。

ステークホルダーとのエンゲージメント

コマニー株式会社では、自社の活動がより社会から信頼・必要とされるための取り組みとして、さまざまなステークホルダーの方々と対話やトークセッションの機会を継続的に設けています。

経営者をはじめとした、さまざまな関連組織のステークホルダーと関わることで得た意見や情報を企業活動に反映することで、より社会的に必要とされる活動を行うことができます。

コマニー株式会社のように、さまざまなステークホルダーとの対話やトークセッションを行い外部を活動に巻き込んでいくことは、SDGsを促進する上でとても大切な取り組みです。

まとめ

今回は、パーティション(間仕切り)メーカーでありコマニー株式会社における、SDGsの取り組みについてご紹介しました。

コマニー株式会社の事例のように、既存の経営理念や経営方針にSDGsの目標を合致させることで、新たなビジネスモデルの創出につながります。

また、さまざまなステークホルダーと協力することで、地方創生の観点からもSDGsの促進に貢献することができます。

SDGsへの取り組みを検討している企業の担当者の方は、既存のビジネスを活かした企業のSDGs事例として、ぜひコマニー株式会社の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考サイト:

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