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SDGsオリジナルロゴ事例|企業・自治体が活用するメリットと制作のコツ

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2015年に国連加盟国の全会一致で採択された持続可能な開発目標であるSDGsは、日本でも徐々に認知が広まり、企業・団体・自治体・個人などあらゆるところで取り組みが広まってきています。

取り組みの増加と合わせてSDGsの活動をしていることを示す目的で、SDGsロゴ・アイコンを使用するニーズも高まっています。

SDGsロゴ・アイコンの提供元である国連は、非商業的で認知拡大目的なら許可なしでこれらの使用を認めているものの、商業用途・資金調達目的の場合は国連への許可申請・承認のプロセスが必要だと、ガイドラインで定めています。

SDGsロゴの使用ルールを解説した以下の記事を読んだ方から、SDGsロゴの使用申請を出したがなかなか返信がもらえないといった相談を受ける機会があります。

SDGsは世界共通の目標であることから、世界中からロゴの許可申請を受けていることでスピーディーな対応が叶わないのではないかと予想できます。

この状況の解決策の1つが、SDGsオリジナルロゴの作成です。

今回の記事では、自社・自団体がSDGsの活動を表すロゴをオリジナルで作成している事例とそのメリット、作成の際のコツを紹介します。

今回の記事はこんな人にオススメです
  • 商業用途・資金調達目的でSDGsロゴの使用を検討している
  • 国連への許可申請を出したがなかなか返信がもらえない
  • SDGsオリジナルロゴの事例を知りたい

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企業・団体のSDGsオリジナルロゴ

ソフトバンク株式会社

ソフトバンクのSDGs

ソフトバンク株式会社の概要

日本の大手電気通信事業者として知られるソフトバンク株式会社は、ソフトバンクグループ株式会社の傘下に位置づけられています。私たちが日々利用するソフトバンク株式会社のサービスと言えば、ヤフーやLINE、PayPayなどが挙げられます。

ソフトバンク株式会社のSDGs活動内容・特徴

ソフトバンク株式会社では、経営理念の「情報革命で人々を幸せに」のもとに「すべてのモノ・情報・心がつながっている世の中を」という独自のSDGsコンセプトを設定しています。

また、具体的な取り組みの対象として、事業を通じた社会課題の解決企業活動を通じた社会課題の解決の2つのカテゴリのなかに、3つずつの重要課題を設定しています。合計6種類の重要課題に取り組む方針として、Beyond Carrier戦略と名付けられた独自の戦略が存在します。

さらに推進体制として同社の代表取締役社長兼CEOが、取締役会の諮問機関であるSDGs推進委員会の委員長と最高SDGs推進責任者を務めています。

株式会社ロイヤリティマーケティング(Ponta)

株式会社ロイヤリティマーケティング(Ponta)のSDGsオリジナルロゴ

株式会社ロイヤリティマーケティングの概要

株式会社ロイヤリティーマーケティングは、ポイント事業・マーケティング事業を行っている企業です。私たちにとって身近なサービスは、ポイント事業のPontaです。ローソンやau、HOT PEPPERなどで日常的に利用している方も多いのではないでしょうか。

株式会社ロイヤリティマーケティングのSDGs活動内容・特徴

株式会社ロイヤリティーマーケティングの行うSDGsプロジェクトは、Green Pontaです。Pontaでは、「ムダのないシアワセに包まれた社会」を目指す未来として設定し、これまで生活者と企業と市場をつないできた強みを生かしてSDGsの達成に貢献しようとしています。

その活動の一環としてスマホ用アプリ Green Ponta Actionアプリを提供しています。このアプリでは、CO2削減につながるアクション(知る・歩く・買うなど)を実施することでスコアが貯まり、スコアに応じてPontaポイントが獲得できます。

またアプリ利用者の合計スコアが目標に達することで、最大100トン分のカーボンクレジットを購入して、カーボンオフセットを行うことも定められています。

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生活クラブ

生活クラブのSDGsオリジナルロゴ

生活クラブの概要

生活クラブは、生活協同組合(生協)のひとつで、営利を目的としない事業を行っています。そのため組合員が出資して利用することで運営されています。主な事業は食材宅配で、国産・無添加・減農薬などの消費材が組合員に対して届けられています。

生活クラブのSDGs活動内容・特徴

生活クラブは、これまで生産・消費・廃棄のすべての過程で安全・健康・環境を追求する取り組みを行ってきました。この取り組みの中でさらに推進する内容をまとめた、第一次生活クラブ2030行動宣言が2020年6月に決定しました。

この宣言に含まれているのは、食材・環境・エネルギー・地域社会・平和と公正・ガバナンス強化などを包括した8つの重要目標です。

重要目標には、詳細で複数に渡る年度ごとの到達点が設定されており、2020年度の取り組み達成の実績が生活クラブのWebサイトで公開されています。

自治体のSDGsオリジナルロゴ

福井県

福井県SDGsオリジナルロゴ

福井県の概要

福井県は、本州の中部・日本海側に位置する県です。人口は約76万人(2021年9月時点)で、全国で43番目の数になります。

福井県のSDGs活動内容・特徴

福井県のSDGsに関する取り組み・計画は、2021年5月に内閣府の定めるSDGs未来都市に選定されました。SDGs未来都市への提案内容には、福井の未来を担う次世代の育成が中心に据えられ、経済・社会・環境の好循環を生み出すこと、持続可能な地域になることが含まれています。

合わせて、SDGsで目指す福井の姿が2040年目標として以下の3種類、福井県版SDGsの活動コンセプトとして「未来のために。~次の世代に選ばれる福井へ~」が設定されています。

  • 自信と誇りのふくい(「ふくいらしさ」を伸ばし、外に開いて人を呼び込む)
  • 誰もが主役のふくい(多様な個性を大事にし、みんなが自分らしく輝く)
  • 飛躍するふくい(変化をチャンスに、しごととくらしを創造)

県が一体となってSDGs活動を進められるように、官民連携プラットフォーム「福井県SDGsパートナーシップ会議」が設けられ、参画する企業・団体・自治体をふくいSDGsパートナーとして募集・登録しています。登録の特典の1つとしてSDGsオリジナルロゴの使用が認められています。

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堺市

堺市のSDGsオリジナルロゴ

堺市の概要

堺市(さかいし)は、大阪府の泉北地域に位置し、大阪府内では大阪市に次ぐ第二の都市です。全国で20市ある政令指定都市の1つで、人口は約82万人です(2021年10月時点)。

堺市のSDGs活動内容・特徴

堺市のSDGsに関する取り組み・計画は、2018年6月に内閣府の定めるSDGs未来都市に選定されました。SDGs未来都市の選定は2018年度から始まったため、初めてSDGs未来都市に選ばれた自治体の1つになります。また、大阪府内で最初に選定されたSDGs未来都市になりました。

自由と自治の精神を礎に、誰もが健康で活躍する笑顔あふれるまちをスローガンにした当初の計画は、2020年度で満了したため、その後に堺市SDGs未来都市計画(2021~2023)が策定されました。

SDGs未来都市に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために、庁内に堺市SDGs未来都市推進本部が設置され市長が本部長を務めています。また計画を進めていくために、さかいSDGs推進プラットフォームが開設され、企業・団体による参加・交流が行われています。

【独自サービス】知識獲得の先にある自社方針の解説を含む貴社オリジナルの動画教材を制作します!

SDGs/サステナビリティの社内浸透には、従業員に基礎知識と自社方針を理解してもらう必要があります。しかし、既存のパッケージ化された研修・ eラーニング教材では、自社方針を盛り込むことが難しいです。

そこでSDGs media を運営する株式会社Dropでは、自社方針の解説などお客様が従業員に知ってもらいたい情報を教材に盛り込める『社内浸透用のオリジナル動画制作サービス』を取り扱っており「自社方針や取り組み内容など社員に伝えたい情報をわかりやすく動画にしてもらえて、繰り返し毎年利用できることも助かる」などと好評を得ています。

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プラットフォームのSDGsオリジナルロゴ

SDGsナレッジラボ(関西SDGsプラットフォーム内の教育分科会)

SDGsナレッジラボのSDGsオリジナルロゴ

SDGsナレッジラボ(関西SDGsプラットフォーム内の教育分科会)の概要

SDGsナレッジラボは、関西SDGsプラットフォーム内の分科会の1つで、教育分野に特化した活動を行っています。この分科会を設立・運営するのは特定非営利活動法人Deep Peopleです。

関西SDGsプラットフォームは、関西の企業NPO・NGO・大学・自治体などが参画し、連携と協働により関西において持続的社会の構築に向けた活動や、高い社会的価値を生み出す経済活動を加速していくことを目的に設立されました。2021年10月31日時点で1,276団体が会員として所属しています。

SDGsナレッジラボのSDGs活動内容・特徴

誰一人取り残さない教育として、学習支援だけでなく人間教育を行うことを分科会として設定しています。

具体的な活動は、ESDの実践・SDGs達成のための知の拠点づくり・子どもの貧困課題の解決の3つです。

SDGsナレッジラボには、教育機関(大学、専門学校、高校、中学校、小学校、幼稚園、フリースクール)・企業・NPO・行政が参加して、活動が進められています。

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SDGsオリジナルロゴを作成する3つのメリット

ここまで紹介してきたようなSDGsオリジナルロゴを作成するメリットを3つ紹介します。

自社・自団体らしい活動のシンボルマークにできる

自社・自団体が世間に与えているイメージを、SDGsオリジナルロゴにも反映させられると、自社・自団体のことと結びつけてイメージしてもらいやすくなります。

今回取り上げたオリジナルロゴからもその意図が読み取れます。SDGs media では、それぞれのロゴから以下のような印象を受けましたが、皆さんはどのように思われますか?

ソフトバンクのSDGs

CMで認知されるお父さん犬と会社ロゴの組み合わせ

生活クラブのSDGsオリジナルロゴ

組合員が協同運営する組織体をイメージできる

福井県SDGsオリジナルロゴ

数多くの恐竜の化石が発掘された福井県のイメージが浮かぶモチーフ

堺市のSDGsオリジナルロゴ

世界遺産に認定された百舌鳥・古市古墳群を模している

商業用途・資金調達目的などの営利目的でも使用できる

SDGsオリジナルロゴなら、国連では使用許可申請と承認が必要な商業目的であっても、使用用途を気にすることなくロゴを活用できます。 そのため、名刺・自社製品・有料のセミナーやイベントの告知などに、SDGsオリジナルロゴが使用可能です。

国連への問い合わせが不要

国連の認可取得は申請すれば必ず取得できるわけではなく、時間がかかることもあります。早い段階で自社・自団体のSDGsオリジナルロゴを含む発信を行う判断をすれば、有限な時間を無駄にすることが避けられます。

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SDGsオリジナルロゴを作成する際の2つのコツ

SDGsオリジナルロゴは、最終的に自社・自団体に所属しているデザイナーや外注先のデザイナーが作成することになるでしょう。その際のコツを2つ紹介します。

デザインのコツ:SDGsのロゴ・アイコンに近い色を使用する

今回、紹介したSDGsオリジナルロゴもこのコツに沿ったカラフルなロゴでした。

イメージとしてSDGsはカラフルな色をしていると認知されていると考えられるため、SDGsのロゴ・アイコンの色彩に合わせることで、SDGsをイメージしてもらいやすくなるでしょう。

依頼する際のコツ:自社・自団体の特徴、SDGsに取り組む方針を明確にする

社員・メンバーとして所属しているデザイナーであれば問題ないですが、外部のデザイナーに依頼する場合は、自社・自団体の特徴や事業・取り組みを理解してもらえるように情報を提供しましょう。

また、SDGsオリジナルロゴの作成は、SDGsの取り組み方針や重点目標が決まり、外部に対して取り組みを発信する直前に行うことが望ましいです。

SDGsの取り組みにおいては、まずSDGsの基本的なことを理解して、自社・自団体の方針や目指す未来・取り組む分野などを議論・決定して、外部・ステークホルダーに対して情報発信ができる状況を作る、という流れを守ることが重要です。

この流れは、国際的なNGOなどがSDGs導入における企業の行動指針として作成した、SDGコンパスに沿っています。

SDGsオリジナルロゴは、SDGsの取り組みを発信する際に必要になるため、作成の際はこの流れを守り適切なタイミングで実施することをオススメします。

ビジネス文脈におけるSDGsの基本的な情報を学ぶには、セミナー受講や無料の資料を活用することをオススメしています。その情報については、以下の記事が参考になります。

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「SDGsが伝わらない!」から脱却する30の社内浸透の方法を資料にまとめました

SDGsに取り組む際の課題の1つとして挙げられる「社内の理解度が低い」。研修・Webや社内報・トップメッセージなどで社内にSDGsを浸透させようとするものの、中間管理職や一般社員のSDGs理解度に課題を抱える担当者は多いです。目指すはSDGsの社内啓蒙を強化することですが、なかなかうまくいかない現実があります。

そのような担当者向けに作成したダウンロード資料が『SDGs社内浸透施策 具体例30選』です。実際に、当社に寄せられる社内浸透へのお悩み、当社の支援実績や企業事例をもとに厳選した30種類の社内浸透策をまとめています。

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まとめ

記事内で紹介した以外にも、世の中にはたくさんのSDGsオリジナルロゴが存在し、日々その数が増えています。SDGsオリジナルロゴは、自社・自団体でSDGs活動を行う場合に、必ず必要となるものではありません。しかし、自社のSDGsの取り組みを発信する際に必要であれば、作成を検討してみるといいでしょう。

SDGs media を運営する株式会社DropでもSDGsロゴの作成を請け負っておりますので、相談を希望される方は問い合わせフォームより気軽にご連絡ください。

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SDGs media が開催するサステナビリティ・ビジネスと人権などに関するセミナーは定期的に開催しています。直近の開催予定・お申し込みは以下のページから。

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参考サイト:

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