【開催レポート】SDGs・サステナ担当者のための伝わる社内浸透術|セミナー情報
今回の記事では、2023年5月に開催したセミナー『SDGs・サステナ担当者のための伝わる社内浸透術』をレポート形式でお伝えします。
SDGs/サステナビリティに取り組む企業において、社内浸透は重要な取り組みであると認識されています。そのような企業にお話を聞くと以下のような課題を抱えていることが多いです。
- 方針を策定したが社員の理解が得られない
- 社員の具体的な行動に繋がっていない
- 情報発信の方法にマンネリを感じている
このような課題に対して本セミナーでは、動画作成とSDGs/サステナ推進のプロが講師になり、社内に伝わる理解されやすい伝え方を理解して社内浸透術を身につけることを目的に設定しました。
このセミナーの動画は無料で提供しています。気になる方は以下よりお申し込みください。
目次
社内浸透の目的と担当者が陥っている状況

SDGs/サステナビリティ担当者が社内浸透施策を行う目的は、全社的な取り組みを促し自社の成果目標を達成することや企業価値を向上させることです。そのために、従業員の能動的な行動が必要であるため、担当者は社内浸透に取り組んでいます。
しかし、本セミナーの事前アンケート回答者の79.3%が「社員の理解度がバラバラ。社内浸透に苦戦している」と答えています。SDGs/サステナビリティにおいて社内浸透の重要性は理解しているものの、現状ではうまくいっていないと感じる担当者が多いようです。

この状況を詳しく見ていくと、これまで多くの担当者は社内でSDGs/サステナビリティ研修を実施しています。そのため、研修に参加した従業員はある程度のSDGs/サステナビリティに関する知識を持っています。
しかし、その知識が従業員の能動的な行動には結びついておらず、社内浸透がうまくいっているとは言えない状況があるのです。
つまり、知識としてSDGs/サステナビリティについて知っていることと、SDGs/サステナビリティに取り組んでいることには大きな隔たりがあるのです。
自社のSDGs/サステナビリティ推進を担う担当者としてこの前提を知った上で、次の学びのステップをもとにした浸透施策の決定が重要であることが、本セミナーでは強調されていました。
提案:学びのステップをもとに浸透施策を決める

これまで40万人を超えるビジネスパーソンに浸透施策を解説した経験からわかった、4段階の学びのステップが紹介されました。
- 興味関心を持つ
- 基礎知識を得る
- 自社のSDGs/サステナビリティ方針を学ぶ(自社ごと)
- アクションにつなげる(自分ごと)
このステップで考えると「社内研修をしたのに社員の行動に繋がらない」というよくあるお悩みは、ステップ2の施策を実行したがステップ3や4の施策を行っていない、またはその効果が出ていないことがわかります。
そのため、自社の社内浸透を推進するには、自社が位置するステップを理解して適切な施策を実行する必要があります。
[ショートコードが正しくありません]重要なのは共感者・フォロワーの存在
本セミナーの核になるのは、ステップに応じた施策紹介ではありません。なぜなら、具体的な社内浸透施策を担当者が知っていても、浸透が成功しないケースが多いからです。
それでは具体策を集める前に担当者がが知っておくべきこととは何なのでしょうか?

担当者が社内でSDGs/サステナビリティのムーブメントを起こして自発的な行動を生むには、従業員から共感を集めてフォロワーを増やすことが欠かせません。担当者の活動に従業員がついてくる状況を作れなければ社内浸透は実現しないと理解しておきましょう。
フォロワーを増やすポイントを専門家が紹介
本セミナーの後半では気になる「フォロワーを増やすポイント」を、SDGs研修・コンサルティングを提供する株式会社Dropのコンサルタント玉木氏と、わかりやすい解説動画を制作する株式会社simpleshow Japanの小林氏が、それぞれの視点で紹介しました。
このような具体的な情報を学べるセミナー動画(全編約45分)は、お問い合わせ頂いた方に無料で提供しています。セミナー動画の視聴を希望される方は、以下のフォームよりお問い合わせください。
この記事で解説したセミナー前半部分は、YouTubeで視聴可能です。まずは前半だけ見てみようという方はこちらでご覧ください。
セミナー参加者の感想
本セミナーに参加された方の感想を一部紹介します。

ただやみくもに施策を打つのではなく、自社が今どの段階にいるかを認識した上で適した施策を打つという点が勉強になった。また、フォロワーの話についても気づく点が大変多かった。

現時点での自社の状況について、段階別に考える方法を知ることができました。 また、ムーブメントの起こし方など、具体的な実践方法も学ぶことができ、社内浸透できるよう引き続き頑張ろうと思えました。

どうやって共感を得ていくか、動画と合わせてテンポよく分かりやすく説明いただいたこと、またスライド資料はもちろん、語り手の玉木さんのお話の仕方もとても分かりやすく、内容も進め方もいろいろな点で本当に勉強になりました。

部内のメンバーに紹介され初めて聴講しましたが、話のテンポが良かったです。サスティナビリティに限らないですが、新規提案を行う上でフォロワーの存在は痛切に感じていたので共感しました。
セミナーの講師・会社紹介
小林 純(こばやし じゅん)|株式会社simpleshow Japan Sales Manager

前職では広告会社などで、企業のコミュニケーション全般の設計から実施までトータルでサポートし、株式会社simpleshow Japanにジョインしてからは、企業が抱える組織運営、人材開発、商品、サービスなどに関する悩みを「解説動画」で解決するべく、クライアントとのコミュニケーションを図っている。特にサステナビリティに関する動画制作は多数。
株式会社simpleshow Japanについて
株式会社simpleshow Japanは、「世界をもっとシンプルに」というビジョンを掲げる、ドイツ発の解説動画専門の企画制作会社。
難しいメッセージを分かりやすく伝え、見る人の理解を促進させるノウハウを基に、マイクロラーニングやeラーニング、企業のPR、社内教育など、幅広い分野でソリューションを提供しており、これまでに10,000本以上の解説動画を50以上の言語で制作。
玉木巧(たまき こう)|株式会社Drop SDGsコンサルタント

株式会社Dropの創業メンバーとしてジョインし、 これまで数多くの企業におけるサステナビリティ推進を支援。 また直近3年間で計40万人のビジネスパーソン向けにSDGs研修を届ける傍ら、YouTuber・ VoicyパーソナリティとしてもSDGsの最新情報を発信中。
株式会社Dropについて
株式会社Dropは、SDGsに取り組んでいく企業の理解と実践をサポートするコンサルティング会社です。SDGs・サステナビリティに関する知識・ノウハウを活用しデジタル・アナログ・データをミックスさせながら、社会課題・経営課題に対してビジネス手法を用いて世の中やクライアント企業の課題定義と解決を目指します。SDGsの情報サイト「SDGs media」を運営しています。
株式会社Drop主催のセミナー情報
セミナーの開催予定・申し込みページ
SDGs media を運営する株式会社Dropが開催するビジネスと人権やサステナビリティなどに関するセミナーは定期的に開催しています。直近の開催セミナーへのお申し込みや、いつでも視聴できるアーカイブセミナーの視聴お申し込みは以下のボタンをクリックしてご覧ください。
すべて無料でご覧いただけますので、興味のあるセミナーを探してぜひお申し込みください。





