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SDGs宣言とは|成果に必要な基礎知識・コツ・事例を解説

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SDGsの取り組みを始めようと情報を調べていくと、SDGs宣言という企業・団体が行う取り組みが見つかります。

2021年4月時点で、SDGs宣言をWebサイトに公表している企業・団体は多く、事例を真似て作成を考えているSDGs担当者や経営層の方も多いのではないでしょうか。

情報を集めて文章を考え、自社のWebサイトに公開すればSDGs宣言が完了する。

  • 玉木 巧

    SDGsコンサルタント|株式会社Drop

    そう考えている方は、ちょっとお待ち下さい!

    申し遅れましたが、この記事を配信しているWebサイトSDGs mediaを運営する株式会社DropでSDGs研修やコンサルティングサービスの提供を担当している玉木です。

    これまでご支援してきたクライアント様にもお伝えしてきましたが、他社を参考に中身が不十分なSDGs宣言を行うことは、リスクもあります。

    「とりあえずSDGs宣言を作成しよう」という場合は少し止めていただいて、まずはこの記事で解説しているSDGs宣言が社内外に与える影響理想的なSDGs宣言に盛り込む内容必要な準備をぜひ知ってください。

    この記事では以下の内容を順に解説していきますので、1つずつ内容を理解していきましょう。

この記事を読めば知れること
  • SDGs宣言の意味・概要
  • SDGs宣言を作成するメリット
  • SDGs宣言を実施する最適なタイミング・時期
  • SDGs宣言の作成方法と含めるべき内容
  • 理想的なSDGs宣言を行っている企業の事例

さらに情報が必要な方に向けて、記事の最後に「SDGs宣言の教科書」という無料の資料を紹介しています。合わせてご活用ください。

今回の記事はこんな人にオススメです
  • SDGs宣言について知りたい
  • メリットや効果を把握して社内提案したい
  • 自社のSDGs宣言が正しいかどうかチェックしたい

SDGs宣言とは

SDGs宣言とは、「自社がSDGs達成に向けた取り組みにコミットすること」を社内外に表明することです。

SDGs宣言の情報を、自社のWebサイトや各種広告・媒体で発信すれば、世間からSDGsに積極的・前向きな企業だと認識されやすくなります。

SDGs media の調べでは、2021年9月時点で2,000社以上がSDGs宣言を公表しており、この数は日に日に増えてきています。

ニュースリリース・プレスリリースを配信するPRタイムス内で、SDGs宣言と検索すると「制定」や「改定」などSDGs宣言関連のリリースを多く目にすることからも、SDGs宣言の増加を実感します。

SDGs宣言を作成する3つのメリット(社内外に与える影響)

SDGs宣言1

SDGs宣言を行うことで得られる3つのメリットを紹介します。

社員のエンゲージメントが高まる

SDGsの認知度は年々高まっているため、企業としてSDGsに取り組む必要性を感じる社員の方が、きっとあなたの会社にも所属しているでしょう。

会社がSDGsに積極的でない・取り組む姿勢を見せていない状態は、そのような方にとって、自社に対する物足りなさや将来への不安を抱くきっかけになりかねません。

SDGs宣言を行えば、SDGsに関心のある社員の仕事へのモチベーションや自社への帰属意識が高まるでしょう。その結果、仕事に対してポジティブで充実した心理状態が作られるようになります。

また、SDGsに関心がない社員に対しても、同様の効果が望めます。SDGsに取り組むことは、年々当たり前になりつつあります。そのため社会からの要請をキャッチして、企業としてSDGsに取り組むことを宣言すれば、社員の企業への満足度が高まったり、仕事のやりがいにつながったりするでしょう。

SDGsへの取り組みが世間から認知される

SDGs宣言を自社Webサイトに掲載したり、プレス・ニュースリリースを配信したりすることで、自社のSDGsへの取り組みを世間に周知できます。

SDGs宣言の内容が適切であれば、取引先や金融機関、世間などからポジティブな印象を持たれるでしょう。

「SDGsに積極的な良い会社だ」という印象を持ってもらえれば、マーケティングや人材採用の分野で良い影響が出てきます。

パートナーシップのきっかけになる

最後のメリットは、SDGs宣言がパートナーシップのきっかけになることです。

SDGs宣言を公表するまで、会社としてSDGsの取り組みを発信していなければ、SDGs宣言が取り組みを知ってもらうきっかけになります。

もし取引先や商談相手がSDGsに関心を持っていれば、SDGs宣言の内容がSDGsに関する情報交換や対話のきっかけ・話題になってくれます。

SDGsに関するやりとりによって両者の関係が深まれば、より良い取引や新事業の開発につながり新たな社会的・経済的な価値を生む機会が得られるかもしれません。

SDGs宣言が増加する背景には、宣言を促す自治体の存在がある

SDGs宣言2

企業によるSDGsの取り組みは、SDGsの認知度が高まり、親会社や取引先、世間からの要請が強くなったことなどの理由で広まってきています。

それでは、SDGsの取り組みの一環としてSDGs宣言を行う企業が増えているのはなぜなのでしょうか?

その理由の1つが、SDGs宣言を促している自治体の存在です。

都道府県庁や市区町村の役所が主導して、SDGs達成への貢献、企業価値向上やイメージアップを目指してSDGs宣言を支援しています。

支援内容は、自治体によって異なりますがおもに以下のようなメニュー・特典が用意されています。

おもな自治体のSDGs宣言支援メニュー
  • SDGs宣言書のフォーマットを提供
  • 宣言を受理した企業情報を自治体Webサイトで公表
  • 登録証や専用ロゴマークの使用を許可
  • 特別な融資制度の利用

SDGs宣言の実施を検討される場合は、自社がオフィスや工場を構える自治体の情報を調べてみてはいかがでしょうか?

SDGs宣言を実施する理想的なタイミング・時期

SDGs宣言の作成・公表を実施する理想的な時期は、自社のSDGs方針が決まったあとです。

その理由について解説していきます。

SDGs宣言をする最適な時期がSDGs方針・目標の決定後である理由

SDGs宣言の最適な時期を、SDGコンパスから考えてみましょう。

SDGコンパスとは、企業のSDGsの取り組み手順や方法を紹介するガイドラインです。SDGコンパスでは、以下の5つのステップで取り組みの流れが示されています。

SDGsコンパス5つのステップ

SDGs宣言は3番目のステップ「目標を設定する」での施策として紹介されています。

ステップ3では、自社のSDGs方針や目標を決めます。SDGsの取り組み目標は、どの課題をどの程度まで自社の取り組みによって改善させるのか、絶対目標や相対目標を用いて決めていきます。

また、目標設定には、世界や社会のニーズをもとに望ましい未来を描いた上で、意欲的な目標を設定するアウトサイドインアプローチが推奨されています。

SDGs宣言には、自社のSDGs関連の取り組みをどの分野でどのように推進していくのかといった内容が含まれます。そのため、SDGs宣言を作成する最適な時期は、SDGs方針・目標の決定後なのです。

SDGs方針がないSDGs宣言は避けましょう

SDGs方針や目標が決まっていなくても、SDGs宣言は実施できます。しかし、SDGs方針や目標のないSDGs宣言はオススメできません。

その理由を、SDGs方針や目標がない状況でSDGs宣言をする場合から考えてみましょう。

この状況でSDGs宣言を作成すると、どんな課題に対してどのように貢献して、どんな成果をいつまでに目指すのかが明確にできません。

そのためこのようなSDGs宣言に含まれる内容は以下のようなものが想定されます。

  • これまで行ってきた自社の事業や活動と該当するSDGs目標を紐付ける
  • この活動をこれからも続けていくという宣言

これでは、取り組み内容がSDGsの目標達成にどのように貢献するのか具体性がなく、前述した3つのメリットが得にくくなります。

そのため、SDGs media では、自社のSDGs方針や目標を決めてから、SDGs宣言を公表することをオススメしています。

次の見出しで、SDGs宣言に盛り込むと良い内容を紹介します。

SDGs宣言の作成ルールと記載する内容

SDGs宣言3

SDGsは国連で採択された世界共通の目標であるため、例えばSDGsのロゴやアイコンの使用に際しては、国連が定めているルールを必ず守らなければなりません。

それでは、SDGs宣言を作成する場合の方法や手順、記載する内容にルールはあるのでしょうか?

SDGs宣言の作成方法にルールはない

SDGs宣言には、作成方法のルールや記載が必須な項目など、決まった形が定められていません。

そのため、各社独自で自由にSDGs宣言が行なえます。また、SDGs宣言を公表する際に、国連へ報告する必要もありません。

しかし、自由であるがゆえにSDGs担当者や経営層は、どのような情報をSDGs宣言に盛り込めば良いのかわからず困ってしまうこともあるでしょう。

そこで、SDGs mediaではそういった方向けに、「SDGs宣言をつくるための教科書」という無料のダウンロード資料を用意しています。

この資料では、100社以上のSDGs宣言を読み込むことでわかったSDGs宣言の傾向をわかりやすく解説しています。資料を希望する場合は、以下の資料請求フォームよりお問い合わせください。

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SDGs宣言に記載する内容の例

SDGs宣言の作成にルールがないため、記載する内容にも決まりはありません。しかし、ダウンロード資料「SDGs宣言をつくるための教科書」を作成するためにさまざまな企業のSDGs宣言を分析したところ、SDGs宣言の内容に一定の傾向が判明しました。

SDGs宣言に記載する内容(一例)
  • 自社らしい宣言文
  • 自社の重点課題と関係するSDGs目標
  • SDGs宣言の公表日
  • SDGs自体の説明

これらの内容は、自社のSDGs方針や目標が土台になります。そのため、繰り返しになりますが、SDGs media では自社のSDGs方針や目標が決まってから、SDGs宣言を作成・公表することをオススメします。

自治体主導のSDGs宣言には決まったフォーマットがある

SDGs宣言の作成方法や記載内容に決まったルールがないことを前述しましたが、自治体が促しているSDGs宣言の場合は注意が必要です。

SDGs宣言を促している多くの自治体では、独自のSDGs宣言ルールやフォーマットを設けています。

そのため、自社だけ作成するのではなく、自治体の制度を利用してSDGs宣言を作成して提出する場合は、各自治体が定めるルールやフォーマットに従うようにしましょう。

各自治体の該当するWebページには、SDGs宣言を作成する際の説明書が用意されていたり、定期的な説明会が実施されたりしているので、それらを活用して作成に必要な情報を把握しましょう。

SDGs宣言の事例紹介:参考になるSDGs宣言のポイント

SDGs宣言と検索すれば、さまざまな企業・団体が公表しているSDGs宣言が見つかります。SDGs宣言の記載内容や構成、デザインなど、自社の制作の参考にする方も多いでしょう。

他社の事例で特に参考にすると良いポイントは、宣言内容以外に記載されている情報です。例えばそれは、具体的な取り組みやマテリアリティ(優先課題)などです。同じ目標を重点課題としていても、企業によって実施する取り組みは異なります。

そのため、その企業がどのように目標達成に向けた取り組みを行っていくのか、その取り組みに対して企業のトップはどのような発言をしているのか、などの情報から、自社のSDGs宣言づくりのヒントを探してみましょう。

ここでは、SDGs media を運営する株式会社Dropの社員が好印象を持ったSDGs宣言やSDGsの取り組みを発信するページを紹介します。詳細は、各企業のページでご確認ください。

望月印刷株式会社のSDGs宣言

▶望月印刷株式会社のSDGs宣言はこちら

コマニー株式会社のSDGs宣言

▶コマニー株式会社のSDGs宣言はこちら

 株式会社アワーズのSDGsへのSDGs宣言

▶株式会社アワーズのSDGs宣言はこちら

株式会社TTNコーポレーションのSDGs宣言

▶株式会社ティティエヌコーポレーションのSDGs宣言はこちら

株式会社b-exのSDGs宣言

▶株式会社b-exのSDGs宣言はこちら

SDGs宣言をすれば、相応の取り組みが求められる

SDGs宣言を公表することで、SDGsの取り組みを積極的に行っていると世間から理解されます。そのため、SDGsの取り組みとしてSDGs宣言を選択される企業もあります。

しかし、ここで注意が必要です。SDGs宣言を行ったものの、宣言した内容と社内の状況や取り組みに乖離があると、社員・取引先や世間からバッシングを受けるおそれがあります。これでは、せっかくSDGsに取り組んだつもりでも逆効果です。

繰り返しになりますが、SDGs宣言はその企業がSDGs達成に向けて貢献することを、世間に伝える行為です。SDGsの取り組みは、場当たり的なものではなく自社の状況を分析した上で方針を立てて全社的に取り組まなければ、成果が出にくく長続きしません。

SDGs宣言をすることでかえって企業イメージが悪化することがないように、SDGs方針やSDGsの取り組み計画を立てた上でSDGs宣言をすることをオススメします。

SDGs宣言の前に、中小企業がSDGsを導入する際の手順を知りたい場合は、以下の記事が参考になります。

無料の資料「SDGs宣言をつくるための教科書」をご活用ください

ここまで読んでもらえれば、SDGs宣言の内容や作成について理解が深まったのではないでしょうか。最後に、SDGs media が作成した資料「SDGs宣言をつくるための教科書」を紹介します。

SDGs宣言をつくるための教科書の目次
  1. はじめに
  2. SDGs宣言を調査
  3. SDGs宣言の構成
  4. 理想的なSDGs宣言
  5. 作成フロート注意事項

この記事で紹介してきた内容と重なる部分もありますが、資料でしか取り扱っていないオリジナル情報や詳細情報も含まれています。興味のある方は、以下の資料請求フォームからお問い合わせください。

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また、他にも企業のSDGs推進活動の活性化や取り組みを始める際のヒントを探されている方には、以下の記事をオススメします。

まとめ

最後まで読んでもらえれば、SDGs宣言をするメリット・広まった背景、そしてどのようにSDGs宣言の準備をすべきなのか、という点を理解してもらえたのではないでしょうか。

簡単なSDGs宣言なら数日で完成させられますが、SDGs media ではそのような簡易的なSDGs宣言にはメリットがあまりなく、むしろ取り組みの実態との乖離から逆効果を生んでしまうおそれがあります。

そのため、今回ご紹介した内容とお問い合わせ頂いた方に無料で提供している「SDGs宣言の教科書」を参考に、メリットを生んでくれるSDGs宣言の作成をしてもらえれば嬉しいです。

SDGs media を運営する株式会社Dropでは、企業のSDGs宣言作成のサポートや内容へのアドバイスを承っています。自社だけではSDGs宣言が難しい場合や、SDGsの取り組み開始に向けた準備・施策など全体的なサポートが必要な場合は、ぜひお問い合わせください。

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お知らせ

SDGs関連事業や企画の進め方・アイデアにお困りの方、日常的にできるアクションを知りたい方などに向けたセミナーのご案内です。

株式会社Drop(SDGs media 運営会社)が持つ、SDGsに関する豊富な事例や国際的なガイドラインの内容、これまで研修・コンサルティングで得てきた知見をもとに役立つ情報をお伝えします。

セミナーによって対象者は異なります。SDGs推進委員会や経営企画部の方だけでなく、企業がSDGsを実践する上で重要な存在である経営者・役員の方、個人で取り組みたい方まで幅広い方を対象に、SDGs情報をわかりやすく解説します。

実施中セミナーの内容
SDGsのすゝめ第1回SDGs基礎知識・外部環境の変化・SDGsに取り組むメリット・最新のビジネストレンド
SDGsのすゝめ第2回SDGs推進の全体像・自社が取り組む優先課題を決める方法・バリューチェーン分析の方法・マテリアリティを決める方法
SDGsのすゝめ第3回SDGs方針とは?・自社独自の成果目標の立て方・社外へのコミットメント方法・SDGs経営の定義
SDGsのすゝめ第4回自社のSDGs方針を全部門へ展開する方法・SDGs経営における経営層の役割・効果的にSDGs発信方法・SDGsウォッシュの回避
カーボンニュートラル

気候変動がビジネスに及ぼすリスクについて・カーボンニュートラルに関わる基礎知識、CO2削減に取り組む方法・中小企業がカーボンニュートラルに取り組むメリット・企業事例

ビジネスと人権

「ビジネスと人権」の基本知識・企業における人権尊重のあり方・人権方針や人権デュー・ディリジェンスの概要・企業における人権教育

※2022年2月からSDGs入門セミナーと実践セミナー(前編・後編)は、「SDGsのすゝめ」に名称変更しました。

各セミナーの開催日

[SDGsすゝめ第1回:企業がSDGsに取り組む重要性を理解する]
2022年7月5日(火)14時00分~15時30分
2022年8月2日(火)14時00分~15時30分

[SDGsすゝめ第2回:自社が注力するポイントを特定する]
2022年7月11日(月)14時00分~15時10分
2022年8月9日(火)14時00分~15時10分

[SDGsすゝめ第3回: 全社を巻きこむ非財務目標を設定する]
2022年7月19日(火)14時00分~15時10分
2022年8月23日(火)14時00分~15時10分

[SDGsすゝめ第4回:SDGs経営を確立し有益な情報を発信する]
2022年7月26日(火)14時00分~15時10分
2022年8月30日(火)14時00分~15時10分

[目標ごとに学ぶSDGs教養講座]
現在、日程を調整中です。開催が決まり次第、情報を更新します。

[中小企業向け・カーボンニュートラル入門セミナー(無料)]
2022年7月15日(金)11時00分~11時50分
2022年7月21日(木)14時00分~14時50分

[ビジネスと人権セミナー(無料)]
2022年7月1日(金)11時00分〜12時15分

SDGsセミナーのレポート記事

受講前にセミナーの情報が知りたい場合は、以下のSDGsセミナー紹介記事をご覧ください。

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更新日:2022年06月29日

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